僕の失敗。マイホーム編。

普通の家造りで満足出来なかった僕。失敗から学び、自分にとって最高の住まいを手に入れた僕とそれを造った変態達の話。僕の失敗。ライフスタイル編も合わせて読んで頂けたら幸いです。

It's better to
burn out than
fade away


これから住まい造りをする人に捧ぐ…

【新装版】第18話 斜めに構えた打ち合わせ。僕の得たもの。その4

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f:id:burning0069:20170428091522j:plainどうも僕です。

 

提案されたファーストプランに絶句した僕と妻。

 

『どう考えても受け入れがたい』そのプランは、素人の妻が試しに書いてみた図面とほぼ一緒という想像の斜め上をいく代物であった。

 

プロとしての提案などは一切なく、要望を忠実に完璧に再現したプランは”ある意味”正しいものなのかもしれないけど「じゃ、これでお願いします」とは到底言えない。

 

あれぇ…なんかいい感じだったモデルハウスと比べて、見劣り感が半端ないなぁ(白目)

 

正気に戻る妻

f:id:burning0069:20170428092453j:plainこの工務店を気に入っていたはずの妻も同感の様子だ。完全に笑みが消えた。

 

いや…正確に言うのであれば、何度も3Dパースと平面図を繰り返しチェックしては渋い表情をしていた。

 

一応このプランをもとに、色決めや仕様を決めていきます

 

あー、そうなんですか…(棒)

 

 …。(このプランを元にって…絶対ショボい感じになるじゃん…) 

 

かなり重たい空気に包まれる現場。これはハッキリ言ったほうが良いのかな…?

 

これ以上営業さんに気を遣って我慢したところでなにも話は進まない。お互いの為にも少しキツイ言い方になるかもしれないが、率直な意見を述べるべきだと判断した僕はこう言いました。

 

なんかモデルハウスとだいぶイメージが違いませんか?

 

更に僕は続けた…

 

それに、この間取りなんか普通の企画住宅みたい…

 

やべッ…言い過ぎた…

 

営業さんと同席していた設計さんの表情が急に強ばる…

 

いくら気に入らないからってお願いしてるのはこっちなのに、こんな言い方はなかった。

 

営業さんの反論!

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僕の発言で凍りつく空気を打開するかのように、営業さんは一息ついた後に淡々と語り始めた。

 

モデルハウスはあくまでモデルハウスでして、僕様のご予算ではあのモデルハウスと同じようにするのは難しいです

 

え?え?じゃあなんでそれを先に言わないの? 

 

それに、そこんところををなんとかするのがあんたの仕事でしょうがぁぁぁ!!(泣き)

 

こっちはあれが欲しくて(欲しくない)話をしてるのに無理って何?

 

と思ったけど、小心者の僕にはそんな事言えません…

 

もっと言ってしまえば、この事態は僕達の勉強不足、知識不足が原因となっているとも言える。

 

家の相場や、業界の常識を全く知らずに打ち合わせを始めてしまった僕達にも非は大いにあるだろう。

 

まったくトレーニングせずにプロのリングに上がってしまうようなものだ。

 

 一概に工務店側を責められない。(と、当時の僕は思ってました)

 

間取りに関しても、こちらとしては僕様のご要望(アンケート)をちゃんと要望を取り入れてプラン致しました 

 

まぁ…確かにそうですね…(ってか、要望のまんまだけど)

 

うーむ…営業さんが言っていることはド正論である。自分が出せる予算の中で要望し、作ってもらったプランに対して『これは違う』とケチをつけられても、業者側に何ら責任はない。

 

クッ…反論出来ねぇ…

 

いかがされます?(邪悪な笑顔)

 

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なんか急に営業マンの顔になりやがった…(おびえた目)

 

僕がおびえ、あたふたしているのを見かねて妻が切り出した。 

 

プランはこれで決定ってわけではないですよね?

 

若干のレイアウト変更や仕様の変更は、今後お打ち合わせを重ねて行っていきますが、基本的にはこの標準仕様をベースにお話を進めます

 

更に営業さんは続けた…

 

また、モデルハウスのようなオプションをつける際には当初予算(標準仕様)とは別途費用はかかります

 

カッコいい、快適な家を建てたければ『金』を出せというのは極めて正当な要求であるが、なるほど…そうか…そういう手口か…

 

後日、某超大手住宅メーカーSに勤める友人T くんに聞いたところ、アンケート制度は打ち合わせの時間短縮(効率化)および、お客からの反論を防止するために取り入れている業者がたくさんいるとのこと。

 

先に感じの良いモデルハウスで心をつかんで、アンケート用紙を書かせ要望を引き出し、反論防止策を打って、粗利が最大限に取れる標準プランを提示し、そこから追加工事を引き出すのは常套手段だという。

 

確かに、売上、利益を最大化する上での戦略としては理にかなっている。

 

※すべての業者がそうではない。

またこの工務店の名誉の為に書きますが、これが住宅業界では当たり前で悪意はまったくなかったです。

ただそういう常識を受け入れられない僕が勝手にのたまわっただけですw

 

話を戻します。

 

さすがに妻も少しさめたのかこう言いました。

 

一旦持ち帰って検討させてください(震え声)

 

その後軽く話をして解散。

 

そして持ち帰り検討した結果、この工務店との話は終わりという結論がでました。

 

妻は『坪単価とかウソじゃねぇか!』とか『これがよく聞くモデルハウス詐欺だ!(そんな詐欺はない)』とか、その後しばらく文句を言っていました。

 

うーん。この前まで凄く楽しそうだったのにちょっとかわいそうだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてことは例のごとく全く思いませんでした。(ゲス)

 

僕は話がなくなってほっとしたとさ。めでたしめでたしw

 

やったぜ!

 

今回の工務店との打ち合わせで得られたもの

それはアンケート制度を駆使して商談する業者はあかん!!
※あくまで個人の感想です。

 

という事。そして、モデルハウスと標準プランの家は全くの別物ということ。

 

しかし、世の皆様はどうやって住まい作りをしているのだろう…?

 

住宅業界の常識を受け入れられず迷走する僕であった。

 

つづく…

 

本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!

 

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