僕の失敗。マイホーム編。

普通の家造りで満足出来なかった僕。失敗から学び、自分にとって最高の住まいを手に入れた僕とそれを造った変態達の話。僕の失敗。ライフスタイル編も合わせて読んで頂けたら幸いです。

It's better to
burn out than
fade away


これから住まい造りをする人に捧ぐ…

【新装版】第20話 僕と妻の話し合い。…からの新たな工務店への巻。その2

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f:id:burning0069:20170502092130j:plainどうも僕です。

 

住まい作りの方向性をなんとか妥協しながら捻り出し、好感の持てる工務店と出会えた僕と妻。

 

何を造るかというのも非常に大切であるが、誰と造るか? というマインドも同様に大切なのかもしれない。

そういう意味では今回出会った工務店はもしかすると理想的な業者かも…?

 

やっと一歩前に進むことができるかも…?

 

と淡い期待を抱いていたのだが、世の中そんなに甘くありません。

 

事実は小説よりも奇なり。あり得ない事件が起こるのです。

 

1度目の打ち合せから2週間後。2度目の打合せ。

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2週間のインターバルを挟み、2度めの打合せに向かう僕と妻。

 

この2週間は期待が大きかったので本当に長く感じた。今回のファーストプランはアンケートを使わずに施主の趣味趣向を元に間取りを構成していくというアプローチ。

 

否が応でも期待は高まっていく。

 

かなり楽しみなんだけどw

 

営業さんも感じの良い人だったしね 

 

今回担当してくれる営業さんは女性という事もあるが、その補正を除外したとしても確かにかなり好感が持てる営業さんであった。

 

それにわざわざ地方にある本社から社長さん自らが出張って来てくれて、プレゼンしてくれるのだ。

 

有り難いこと、この上ない対応である。

 

やっと工務店さんと信頼関係を築いて、前に進める…(泣き)

 

こんにちは!お世話になります!

 

こちらこそお世話になります!本日は宜しくお願い致します! 

 

 営業さんからも気合が感じられる…!

 

僕たちは勢い余って、予定の時間より少し早くついてしまったので、予定の時間まで店内の家具を少し見学させてもらうことになった。

 

店内のアンティーク家具達は主にイギリス製の物がメインとして取り扱われていた。

 

こういうイギリスのアンティークも悪くないよねー

 

うん。これからプランしてもらう家にも似合いそうだね 

 

なんて色々妄想していると、あっという間に打合せの時間になっていた。

 

もうすぐ弊社社長の◯◯が来ますのでこちらでお待ち下さい

 

そう言って僕達を打ち合せスペースへ案内した。

 

プランも社長さんもどんな感じかな〜

 

僕はなぜか緊張してきた。例えるなら風◯店の待合室で待っていr

 

まだ決まった訳じゃないんだから、そんなに緊張しなくてもw

 

などと、妻とやり取りをしながらコーヒーをすすり、待つこと15分。

 

営業さんの様子を見てみると、奥でなにやら何回も電話をしている…

 

どうかされたんですか?(不安) 

 

ちょ…ちょっと(社長と)連絡が取れなくて…(汗)

 

えっ?まさか来る途中に事故とか…?

 

遠くから来られるということだったので、僕は少し心配になった。

 

それはないと思います。昨日、前乗りをしていて、すぐ近くのホテルに泊まっているので…

 

僕たちの前の予定が押しているとか?

 

今日の予定は僕様だけです… 

 

ん?なにが起こっているんだ? 不安は拭えないが、今の僕に出来ることは待つことだけ。とにかくもう少し待ってみるか。

 

 

……。

 

 

……。

 

 

……。

 

 

更に30分経過…

 

営業さんの顔が青ざめてきている。明らかに異常事態である。

 

更に15分後…

 

大変申し訳ございません!今、連絡が取れましてこちらに向かっております!もう少しだけお待ち下さい!

 

なにがあったんです?

 

あ…あのもう少しで到着致しますので…大変申し訳ございません!

 

おいおい…なんか歯切れ悪いなぁ。営業さんに理由を聞いても平謝りするばかりで明確な答えが返ってこない。

 

社長到着!!

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社長さんと思しき人物が店内に入ってきて、スタスタを僕達にテーブルに一直線に向かってきて、自己紹介もせずにいきなり話し始めた。

 

いや〜お待たせ致しました〜  

 

その社長さんは歳の頃は50代で、ちょっと派手めのブルーのジャケットに結び目を大きめにしたニットタイを締め、スリムパンツに先がドッギャーンと尖った靴というコーディネート。

 

髪型はテンパなのか、ツイストをかけているのかは定かではないが、チリッチリの茶髪で全体的にバブル臭のする雰囲気を纏っていた。

 

オシャレと言えばオシャレだが、なんかチャラい…?

 

社長は続ける…

 

それでは早速プランのご説明をさせて頂きます。まず僕様はモダンとアンティークが融合した空間がお望みと言う事で…

 

唖然とする僕達を置き去りにしながら、更に続ける…

 

僕様のお持ちの土地はこーなので、あーなので… 

 

とにかく間髪入れずにプレゼンをしまくるドッギャーンの社長…

 

ちょっとまって!!!!

 

えっ?なんで遅れた理由を説明しないの?????

 

かれこれ1時間位待ったんだけど???わかってるよね????

 

ごめんなさいもないの????

 

横で見ていた身内である営業さんでさえ、社長の言動に完全に引きつってドン引きしてるじゃないか!

 

しかし、そんなもん無視でしゃべりまくる社長…なんという強メンタルだ…

 

ここで僕はあることに気がついた。社長をよく見てみると、なんか顔が赤いし、酒臭い…

 

まさか、二日酔いで寝坊…?

 

オマケにタバコのにおいがする。

 

こいつ遅刻してきてんのに、一服してから来やがったのか…?

 

うーむ…どうなんだろ…こういうのってちゃんと言ったほうが良いのかな…?

 

僕は見過ごす事ができずに思わず聞いてしまった。

 

あ…あの…今日はどうされたんですか…?

 

僕は悪いこととは分かっていたが、社長のプレゼンを遮って尋ねた。さすがにこれはスルーは出来まい。

 

すみません。ちょっとお待たせしてしまって(半笑い)

 

いやいやいや!遅刻した理由を聞いてんだよ!!

 

それに何故半笑いで応えるんだ? 

 

あー、なんかこういう態度を取る人種を知っているぞ。僕の会社にもいる。特にそれなりの立場についている人に多い『力技でミスを帳消しにする』タイプだ。

 

勢いでガンガン仕事をまとめていく豪腕な叩き上げに多いタイプですね。

 

この手の人には、もう何を言っても無駄です。絶対に折れません。遅刻の理由も絶対に明らかにしないし、ごめんなさいもないでしょう。

 

まぁ遅刻の理由は十中八九、二日酔いの寝坊が理由だろう…。

 

こういう事があっても世の旦那様は上手く折り合いをつけて、話を進めるかも知れませんが…

 

 僕は…

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絶対ムリー!!!

 

だって、これ何千万の話をしてんだぜ?!

 

こんなルーズなヤツに預けられます?!

 

バイトの面接ですら遅刻したらアウトだぜ?!

 

僕には無理なんだようぉぉぉぉ!!

 

まったく…今考えたら、もう少しやりようがあったと思うんですけど、当時の僕はなんか受け入れられなくて…

 

ちなみに妻も同じ事を思っていて、後日丁重にお断りしました…

 

えっ?プランはどうだったかって?

 

プランはねぇ…確かにかっこよくて、しかも色々と提案してくれる部分もたくさんありましたが、節々にいい加減さがにじみ出ているプランでした。

 

で、後日譚になるのですが、その後、間もなくしてその工務店は僕たちの街から撤退しましたとさ。

 

めでたし、めでたし。

 

つづく。

 

ということで、本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!

 

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