どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は年間着工棟数について、素人が独断と偏見で少し書きたいと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は、こんな僕を慕ってくれた数少ない後輩との第2話を書いています。
もう一つお知らせを…
僕の記事を広島住宅総合館様のウェブサイトに掲載していただきました。広島で住まい造りをされる方へ情報提供をしているサイトです。是非ご一読くださいませ。
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住まい造りを始めた時、僕は年間着工棟数の多いところも判断材料にしてました。
住まい造りを始めた時の話なんですけどね、一体どこの会社お任せすれば良いか?ということに非常に悩んだ記憶があります。
一回こっきり、大きなお金が動く失敗できない一大イベント。欠陥住宅などのトラブルは絶対に避けたいところ…
とにかく安心したいのであれば、大手ハウスメーカーに依頼すればある程度の安心は買える。
しかしながら、予算の都合や自由度、デザインの好みを考えると大手ハウスメーカーは僕の候補から外さなきゃならない。
そうして、僕は地元工務店を中心に候補を絞る事にしたのです。
その時、僕が判断材料にしたのが「価格」「デザイン性」「会社の規模」そして「年間着工棟数」でした。
単純に価格、デザイン性、会社の規模がしっかりしていて、更にたくさん売れているものであれば、それなりに信頼できるんじゃないか?というロジック。
住宅メーカーや工務店の営業さんと話をしてると、着工棟数を売りにしてる業者が散見できたし、僕自身もたくさん売っているところは、無条件でしっかりしてるって信じていました。
全く…今考えれば、なんて浅はかな考えなんだ。これほど無責任な判断は他にない。本質を知ろうとしないバカな男だと、どうぞ嘲笑してください…
僕はそのような考えのもと、上記の判断基準を満たす、とある老舗ビルダーと契約をすべく、打ち合わせを重ねました。
話を進めた老舗ビルダーは当時かなりの棟数を販売し、勢いに乗っていた。その中でも、僕の担当についた営業さんは社内で一番棟数を売っていたやり手の営業さんであった。
会社自体も勢いがある。更にその中でも一番売っている営業さんが僕についてくれた。これで僕の住まい造りは上手くいく。そう信じていました。
着工棟数が多い業者との打ち合わせで実際起こったこと
しかし、実際に何が起きたのかというと、打ち合わせの回数制限は設けていないと言いつつも、実態はなるべく早く決めさせるように打ち合わせは進められました。
一つ一つを積み重ね、作り上げるというよりも、ある決まった物に決定させるための打ち合わせという性質が強かった印象を受けました。
あらかじめ決められた、幾つかのゴールに向かっていかに早く、住まい手を到着させるか?というゲームが展開されました。
住まい手を、売上を作るための効果的なパターンに落としこむ作業。
その時、売り手にそのような自覚があったかどうかは分からないが、会社全体が勢いづいて、営業さんも売れまくっている。
そんな状況であれば、売れることが面白くて面白くて無意識にもっと売ってやろう!という意識が働く。
実際僕も販売の仕事を20年やっているが、そんな状況を何回か経験したことがある。売れると面白いんですよ。給料は上がるし、社内の賞みたいのが貰えたり、ボーナスの査定も上がり、昇進昇格もリアルに射程距離内に捉えることができたりして。
そうなると欲が出てきて、お客さんのことなど二の次…いや三の次になり、いかに限られた時間内に実績を残すか?ということに奔走し始める。
効率のよいパターンを自ら編み出し、そのルートへ誘導することが仕事になってくる。自分でも気が付かないうちに。
全ての営業マンがそうだとは言わないが、少なくとも僕が話を進めていた業者からは、そのような印象が感じ取られました。
着工棟数の多さによって、もたらされるメリットも大いにあるし、否定するつもりもありません。しかしながら、このようなデメリットも存在するのです。
そして僕が今思うのは、着工棟数は判断基準にならないんじゃないかということ。
僕が最終的に住まい造りをお願いしたところは、年間5棟もしくは6棟しか着工しません。それ以上の依頼者には待ってもらうのです。
そういう住まい造りを体験して思うのが、内容が非常に濃くなるということ。それは打ち合わせだけでなく、施工にも反映されます。
なので、ミスもないし、満足のいく住まい造りが出来るのだと思います。
僕は最終的に着工棟数というバイアスのかかった見かたを捨てることによって、新しい価値観を見つけることができました。
着工棟数の多い業者が全員が全員、おざなりな営業をしているわけではないとは思いますが、僕が体験したようなことも起こりえるということも、どうか知っておいてくださいまし…
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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