どうも僕です。
前回の工務店との話が無事に(?)なくなって少しクールダウンした妻。
そりゃ…モデルハウスと現実との差を見せられたら、誰だって嫌でも冷めますよね…
しかし、モデルハウスと標準仕様の差があからさまな業者ってのは、一体何を考えて商売してるんですかね…
いや、決して批判してるわけではありませんよ?
僕も販売の仕事を長くやってるんで、そういうのちょっと気になっちゃうっていうか…
だって、自社の製品を販売をするときに『お客さんが広告なり、サンプルなりを見てどのように捉えるか?』ってのは売り手として熟知しているわけで…
おそらく、このようなイメージを持って自分の会社に買い物に来てくれるっていうのはある程度予想がつくもので…
それを裏切ったときには、お客さんにどんなイメージを持たれるかは少し考えればわかるようなもので…
普通に考えて『絵に描いた餅を売るような行為』は信頼関係を築くうえで、絶対にやっちゃいけないんじゃないかな。
酷く極端な言い方になるけど、お祭りのクジでPS4やニンテンドースイッチをチラつかせて猜疑心を煽るのと似てるような気がするのは僕だけでしょうか…
とまぁ、そんな愚痴をこぼしたところで良い住まいは作れない。
僕たちは良い住まいを手に入れるべく、さすがに方向性をちゃんと話し合おうということになった(やっと?)
僕と妻、互いの好みを整理
僕の当時の好み…
モダン、スタイリッシュ、ミッドセンチュリー家具
妻の当時の好み…
フレンチ、アンティーク、可愛いインテリア
うーん…
共通項が見当たらない。
お互いにどの部分を妥協すれば良いのだろう。
そもそも『妥協』と言うもの自体を受け入れて良いものなのだろうか?
よく住まい造りは妥協の連続というのを聞くが、果たしてそれは正しいことなのだろうか?
そんなことが頭をよぎりながらも、あーでもない、こーでもないと妻との話し合いは平行線をたどる。
そんな時、ネットでたまたま見つけたのがアンティークな素材、雰囲気をまとったモダンな家を提案している工務店。
ほう…悪くない…
雰囲気は妻好みではあるが、僕の好みであるスタリッシュでモダンな家具を置いても合いそうな家である。
はてさて、妻のリアクションは…
こんな感じだったら悪くない
やっとだよ…やっと妥協案が見つかった…!!!!
でも、僕も妻も総合的な評価はあくまで「悪くない」というもの。これが欲しい!こんな家に住みたい!という煮えたぎるものはない。
それくらいのテンションのほうが上手くいくのかしら? それに対立し合うよりだいぶましかも。
話を進めていくなかで、そこから何か新たな第3の答えが出るかも知れないし。
何はなくとも、とにかく行動だ!
早速、工務店にアポを取り打ち合せに向かう僕と妻
その工務店は地方に本社があり、僕たちが住む街にはその会社が経営するアンティーク家具を販売する店舗が打ち合せスペース兼ショールームとなっていた。
緊張しながら中に入り、店員さんらしき若い女性に名前を告げると、それが聞こえたのか奥から40代くらいの品の良さそうな女性が出てきた。
いらっしゃいませ。この度は数ある工務店から私たちを選んで頂きまして、ありがとうございます
落ち着いた語り口調が、かなり印象が良い。
僕は後で面倒なことになるのが嫌だったので、これまでの経緯をすべて話すことにした。
特にアンケート制度について、自分たちがアンチだということをやんわりと伝えると…
私どもはアンケートなどは使っておりません
営業さんは続ける…
私たちはどんなインテリアが好きかとか、どんな雰囲気が好きかとか、そういうお話をしてお客様にご提案させていただいております
おぉぉぉぉぉ!!良いじゃないですかぁぁぁ!!!
これぞ求めていたもの!!
妻も柔らかく話す女性の営業さんにかなり好感をもっている。住まい造りをする上で、女性の存在は非常に大きいですね。
その後、置いてある家具を見せてもらったり、インテリアの話をしたり、求める雰囲気の話をしたり、終始楽しく打ち合せができご満悦の僕と妻。
気がつけば4時間ほど打ち合せをしていましたw
これはもしかしたら、上手くいくかもしれない…!自分の中で期待が高まっていくのを感じた。
そして次回の打ち合せでファーストプランを、今日この場にはいない社長さん自らプレゼンしてくれるとのこと。
暗礁に乗り上げた住まい造りが、今まさに再び動き出そうとしている!
…
…
…
…
まぁ、結論から言うとこの工務店ともファーストプランの時点で決裂するんですけどね。
まったく、僕ってやつぁ…(白目)
つづく…