どうも僕です。
提案差された間取りがどうしても気に入らなくて、とうとう自分でプランした住まいを作ろうということになった僕達夫婦…
普通に考えたら、愚策中の愚策であるが現時点では他に有効な施策が見当たらないので致し方なし。
と、自分に都合の良い言い訳をして、早速見つけたのが元々大工の会社であった老舗の工務店。
ホームページを見る限りでは、施工や構造にかなりの自信が見て取れた。
まぁどこの工務店も自分をよく見せるために『良いこと』しか書かないきらいがあるが、この工務店は超大手ハウスメーカーの施工を専門で請け負っている事実がある。
そのことを鑑みると、その辺の工務店に比べると信頼度は増すってもんだ。
いずれせよ、話を進めていく中で懸念が残るようであればヤメればいいだけだし 、そんなに危惧する必要はないだろう。
さてさてどうなることやら…
老舗ビルダーへ
その工務店は当時住んでいた家から車で15分ほどのところにあり、何となくだが存在は認識はしていた。
そう言えば、昔からあったな…まさか来ることになるなんて。
3階建ての社屋の前にある駐車場に車を停め、ドキドキしながら中に入ると社内は小綺麗にされており、とても活気があった。
社員の方々は皆笑顔で電話をしたり、ミーティングをしたり、書類を持って忙しそうに駆け回っている事務員がとても印象的であった。
受付カウンターに行くと、瞬時にお姉さんが駆けつけ用件を聞く。
僕が約束していた時間と名前を告げると、エレベーターに誘導され、2階の打ち合せスペースへと案内してくれた。
2階の打ち合わせスペースは1階とは打って変わって、とても静まっていて3つの打合せブースと子供が遊べるキッズスペースがあった。
各ブースは壁で仕切られており、モデルルームも兼ねている。
僕たちは打合せブースに通され、事務のお姉さんに担当が来るまで座って待つように言われた。
僕は窓枠や壁の仕上げ、床材を見ながら待つことにした。
待つこと5分。営業さん登場
しばらくすると、エレベーターが止まる音がした。
…!(来たか…!)
コツコツという足音と共にその男は現れた。
はじめまして。宜しくお願いします
年の頃は20代半ばくらい。身なりがとてもしっかりしていて、清潔感もある。愛想はないが、落ち着いた感じがある。
こちらこそ宜しくお願い致します
その後、僕は一通りの自己紹介と挨拶を交わし、妻がこれまでの経緯と今後どのような住まい造りをしていきたいかを説明した。
営業さんはクールに相槌を打ち、淡々とした態度で妻の話を聞き入る。
…。(どうなるんだろ…?)
経緯を聞き終えた営業さんはこう言いました。
出来ますよ
超涼しい顔をして、とても軽く言い放った。
僕は素人が設計事務所みたいな『図面持ち込むから作ってくれ』という真似をすることを、こんなにも簡単に受け入れてもらえるとは思っていなかったので正直拍子抜けした。
営業さんは更に続ける…
弊社はもともと作り屋なので何の問題もないです。その上で我々が取り扱っている建材や仕様などのご提案をさせて頂きます
そうそう!それだよ!僕達が求めていたのはそれです!
プランは自分たちで好きなようにして、それを具現化、演出する提案をプロにして欲しかったんです!
それが理想形なんだよ!
『打てば響く』とは正にこのこと!若いのにわかってるじゃん!
テンションが上がる妻!確かな手応えを感じる僕!やっと理想の家が手に入るかも!!
つづく
本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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