どうも。僕です。
『自分たちで考えた図面を持ち込みで家を建てたい!』という、工務店をナメきった要望を快く承諾してくれた老舗工務店。
当時、その工務店は年間に60棟ほどこなす勢いがあった。
更に戸建てだけでなく、大型施設の建設や超大手ハウスメーカーの専属下請けもガシガシやっているほどの実績があった。
営業さんも二言目には『我々は造り屋』という言葉を繰り返すほど、造ることに大きな自信をもっていた。
さて、ここで一つ問題が出てくる。
ローンの話だ。
この件に対して、この営業さんはどういう反応を示すのか? 最初にハッキリさせておかなければならない。
今…ローン…使えないんです…
新しく人と会う度に一通りの経緯を話さなくてはならない。
つまり『僕の恥をオープンにしなくてはならない』という苦行を毎回しなくてはならないのだ。
これがね、ほんんと!嫌なんですよ!!
でも黙っているわけにもいかない。僕は愛想のない営業さんに恐る恐る切り出した。
あと、ちょっと今…ローンに問題がありまして…
はい。
営業さんは極めて冷静に、眉一つ動かさず答えた。
クレジットの事故情報があり、それがリセットされるまでローンが使えないんです…
なるほど。
どこまでも無表情に聞く営業さん。逆に怖いわ…(怯えた目)
で、リセットされるのが1年半後なんです…
はい。
僕は全ての経緯を正直に事細かに説明した。更に他の工務店でフラット35の審査について、銀行の審査よりもゆるいと聞いたことも話した。
果たして営業さんは…?
僕の説明を無表情で淡々と聞く営業さん…
話していて不安になるほどのポーカーフェイスだ。一体この人は僕の話をどう捉えているんだ?
僕が話し終えると、営業さんはこう言いました。
大丈夫ですよ。
!!
営業さんは続ける。
どのみちローンを実行させるのはまだ先です。それまでに体制を整えましょう
ありがとうございます!!
ありがてぇ…!無表情だから、内心『断られるじゃないか?』とドキドキしていたから、安堵感もひとしおだ。
あと、当社はフラット35の窓口の専門業者と強い提携関係にあります。
??
フラット35が銀行に比べて『ゆるい』ということはありませんが、審査のやり方が多少違います。出し方次第では結果が変わります。
ほう…
当社はフラット35を得意しています。
はい
業者との強い提携関係を元に多少の事であれば、ねじ込めます(ドヤッ)
ホントですかぁぁ!!
後で知ったのですが、フラット35の審査では申請時に作文を書いて申請をするのだが、この作文能力が審査の鍵を握るということ。
どのような人が、どれだけの融資を望んでいて、その返済の根拠を示す作文は重要であり、その作文を通すためにはフラットの窓口との連携は非常に有効だと言えるとのことだ。
この営業さん…愛想はないけど頼りになる!!
プランは自分で考えられる。ローンは通してもらえそう。これはまさしく完璧な出会いだ!
しかし、懸念が残る部分もあることは確かだ。
まず、この営業さんは頼りになりそうだが『なんか怖い…!』ということと『本当にこの老舗ビルダーで話を進めても良いのか?』ということだ。
小心者の取り越し苦労であればいいが、直感的にどこか不安が残る…
この手の不安はどこで住まい造りを進めても、多かれ少なかれあることだと思っても良いのかもしれない。
100%理想なんてことはあり得ない。
しかし、住まい造りは一生に一回。万全?盤石?の体制で挑みたい。
ということで、僕はこの不安を少しでも解消するために『ある策』を講じることにした。
つづく
本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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