どうも僕です。
超大手住宅メーカーに勤めるTくんの助言により、早速老舗ビルダーの営業さんに質問メールを送った僕。
互いの信頼関係を築く為に線引きを明確にしようとの思惑があったのだが、全く持って逆効果だった。
僕は『予想の斜め上をいく返信』に納得出来ず、怒りに任せてその場で電話をかける。(アホ)
電話で修羅場
僕が怒りに任せて電話をすると、老舗ビルダーの営業さんは手に携帯を持っていたのか直ぐに電話に出た。
僕は出来る限り冷静に対処しようと心がけ、怒りを押し殺して震える声で応答した。
どうも、お世話になります
お世話になっております
営業さんは特に悪びれるでもなく、フラットな口調で話す。
お忙しい中、申し訳ありません。メール読んで頂いたんですね
はい。先程読ませて頂きました
そうですか。ありがとうございます
平然と話す口調に苛立ちを覚え、僕は少し強めの口調でこう言いました。
で、ご返信頂いた件なのですが、どういう意味ですか?(威圧)
このブログを読んでいる皆様ならよくご存知と思いますが、僕って超がつくほどのチキン野郎じゃないですか。
そんな僕でも言うときは言うんです!やるときゃやるんです!
まぁ、やり方は完全に間違ってますけどね(白目)
あー、その件ですかー(すっとぼけ)
!!(その件しかねぇだろ!)
いやー、信用されてないのかなぁって
それはさっきメールでも見たわ!僕は今、そういう話をしているんじゃない!
だから、なぜ信用するとか信用しないとかの話になっているのですか?
信用するしないの話ではなくて、分からないから教えてほしいっていう、極めて事務的な質問なのだ。
難癖をつけて買い叩こうなどとは微塵も思っていない。
というとウソになるが、住まい手としてこれから一生住まなくてはならない家のことが心配になるのは極々当然の話なのだ。
後にトラブルとなりうる火種は今のうちに消しておきたいのは当然のことだろう。
本件はそれだけの話であり、それは今後のお互いの為になることだと考えてのメールなのである。
なのに、言うに事欠いて『信用』などという非常に聞こえの良い”どうとでも取れる”一言で濁し、誤魔化してもらっては困るのだ。
とはいうものの、確かに信用や信頼は大切な要素である。
しかしながら『何から何まで100%お任せ!信じてますよー!』ってなわけにはいかないのは、少しでも相手の立場を考えれば容易にわかることだろう。
よく考えてください!相手は初めて家を建てる素人ですよー!
ゆえに、僕は出来るだけ相手の気持ちを逆撫でしないように細心の注意を払って、可能な限り事務的な印象のメールを送信したのだ。
営業さんの心無い一言…
そんなモヤモヤが頭の中をグルグルしていると、少し間をあけてから営業さんがイラだった感じでこう言った。
…信用していたら、こんな質問しませんよ?
……
そうなのか…そういうもんなのか…
いや、違う…
なんか納得出来ない…そもそも質問に答えてないじゃないか…
てか、めっちゃムカつくんですけど。
とりあえずなんか言い返さないと…しかし、どう言えば伝わるんだ?
少し考えて、僕はゆっくりと話し始めた。
僕たちは家を作ることに関しては『何も知らない子供』みたいなものなんです
更に続ける…
子供はわからないことがあったら、お父さんに聞くじゃないですか?
一番近くにいる頼る存在に聞くのは極めて自然な事である。
それと同じで、分からないから聞いてる。それだけの話なんです。信じるとか信じないとかそんな話ではないんです
おぉ、我ながら良い例えだ!
子供を持つこの営業さんにはさぞかし響くであろう例え話である。(ってか、こんな話をしなくても察しろよ!)
…。
…。
しばしの沈黙が僕達を包む…
…。
あ…はぁぁ…
響きませんでした。
その後、色々とやり取りをしたが諸々の質問には答えてもらえませんでしたし、答えられない理由も話してもらえませんでした。
結局、今回のやり取りは結果的にお互いの関係性を悪くしただけであった。
僕くん、カマさなくていいところでカマす。
そして、恥ずかしい例え話をして盛大に恥をかく。
つづく
あとがき
いや〜今日のブログを書いていて当時のムカついた気持が超絶フラッシュバックしまくりなんですよ!
で、それを浄化する為に当時の僕はなぜ老舗ビルダーの彼を最後まで信頼出来なかったのかについて考えてみました。
まぁ、今日のブログの時点では信頼とか信用とか以前の問題だったんですが、結局彼とは最後まで打ち解けることが出来ませんでしたね。
それは一旦置いておいて、ちょっと書かせてくださいまし。
極めて個人的な見解になるのですが、そもそも僕が考えるに信用とか信頼とかは『したり、されたり』するものではなく、『築く』ものだと思うんです。
様々なやり取りや言動から互いの情報を汲み取り、その中から自分自身にとって『受け入れることが出来る事と、受け入れられない事との差異』が信用、信頼の尺度であると考えます。
『コイツのこういう言動がヤダ!』とか『コイツのこういう気遣いに共感する!』などの積み重ねで築かれるものだと考えます。
それ以外にも、身だしなみや言葉遣い、知識、人望、人それぞれ様々な判断基準があります。
そのような基準の中、客観的に見て老舗ビルダーの彼はもしかしたら非常に優秀で信用に値する人間だったのかも知れません。(知識や実績はハンパなかった)
事実、彼は会社で一番売上げを作っていたと聞きます。
では何故、彼が僕の判断基準にそぐわなかったのか…?
うーむ…なんでだろう…?
色々と当時を思い出し、記憶を整理してみると『ある一つの答え』が出てきました。
以前、老舗ビルダーの営業さんと湖でたまたま鉢合わせたエピソードを書きましたが、そこでの事が僕にとって”彼を受け入れられない”一番の理由だったと分かりました。
それは…
…
…
…
…
着てるTシャツがダサすぎだったから。
だってさぁ…
だってさぁ…
こんなTシャツ着てるんだもの…
普段あんなに清潔感のあるビシッとしたスーツ着てるのにさぁ…
ちょっと油断したらこれですよ!
こんなTシャツ今時、中坊でも着ませんよ!ってか、どこで売ってるんだよ!こんなの!
それになんで襟の部分に”切れ込み”が入っているんだ?
ホビット族かよ!!
こんなの見たらね、僕の深層心理にいるもう1人の僕がね、囁くんですよ…
「おい、僕、お前このTシャツに何千万も預けて大丈夫か?」
ってね。
当時の僕は預けられなかった…。このTシャツを信用できなかった…。
でも今ならあの時よりも僕は成長している。今なら人を簡単に外見で判断しない。そうだ!今なら信用出来るかも…?!
……やっぱむり。
でも、原因がわかってちょっとすっきりしましたw
いやー、めでたし、めでたし!
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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