どうも僕です。
老舗ビルダーとの関係性も悪くなるし、ローンも”案の定”予想通りに否決され、生きるのが辛くなってきている僕…
そして、あの設計さんの『浅過ぎる提案』や営業さんの『塩対応』にはうんざりだぜ…
まぁ、元を正せば僕が悪いんですけどね…
んで、今日は第二の矢として用意した工務店との打ち合わせが行われる日だ。(打合せばっかりだな)
さてさて、どうなることやら…
おっさんとの家造り計画は続行
ローンは否決されたが双方の協議の結果、第二の矢として用意した工務店との打ち合わせは続行することになった。
今後、計画を進める方針としては『住宅ローン』はやはり信用情報がリセットされてから仕切り直そうということになった。
そして、今回のおっさんとの打合せの主題はもちろん『相見積もり』である。
相見積もり上等の啖呵を切ったおっさんに『老舗ビルダーの見積書』を持って、早速向かう僕達であった。
いつもの通り受付を済ませ、おっさんとの打合せが開始された。
挨拶もほどほどに、僕はおっさんに老舗ビルダーの見積書とプランを見せるとおっさんの表情が『ローンの話をした時とは打って変わって』プロの顔になった。
ほう…
いつもより低い声でそう言って、余裕の表情で書類に目を通すおっさん。水を得た魚のように次々に得意気に見積書とプランをめくっていく。
時間にして3分少々だった。おっさんは全てを見極めたのか自信満々にこう言いました。
うちでもっと安く出来ますよ(ドヤァ)
マジですか?!
いや、ちょっと待て…鵜呑みには出来ない。
契約を取る為に営業マンは何でも言うし、何でもするって大手住宅メーカーに勤めるTくんも言ってたじゃないか。
ここは慎重に行こう…僕はまず『何故安く出来るのか?』の根拠を聞く事にした。
何事にも『何故?』が解消されないと、ずっと不安を抱えることになる。特に家のような高い買い物をする時は、物事の裏付けがないと動くお金もデカイわけだし安心して取引が出来ない。
仕組みの分からないものは怖い!
おっさんを追い詰めるような物言いになってしまいそうだが、お互いの為の必要なことだと考え、僕は少し細かく説明してくれるようにお願いした。
おっさんはいつものように嫌な顔ひとつせずに丁寧に答えてくれた。
おっさん曰く、まず躯体自体の単価が老舗ビルダーよりも『はるかに安く提供出来る』とのこと。
これは『会社全体の建材の取引量』が本業の方と合わせると膨大な量になり、スケールメリットを最大限に活かした仕入れが可能になり、コストダウンが実現出来ると言う。
なるほどね!スケールメリットは商売の基本だね!
また、更に他社と競合した場合は”ある程度の値引き”(どの程度かしら?)が会社として認められているので安く提供することが可能なのだという。
やるじゃん!納得です!
僕も小売業に長く身を置く者として、おっさんの言い分は十分に理解でした。すなわち安心を得たのだ。
うーん!これこそがTくんが言っていた『値引き交渉なんてしなくてもやってくれる人は黙ってやってくれる』っていうやつじゃん!
そしてその後、おっさんは一発目の正式な見積書を提示した。
…
…
…
約2600万。
この見積もりに『老舗ビルダーで計画しているような造作物』を加えて建築したとしても、多く見積もって2800万ほどだろう。
そして、その2800万から値引きが可能だとおっさんは言う。
これもうさ、この工務店以外でやる理由ないでしょ。全ての条件が整っているじゃん。
どう?
僕は妻の同意を得るべく、静かな落ち着いた口調で聞いた。
…うん。良いと思う
中途半端なリアクションだな…後でお説教だ!
全体的な価格調整は出来る限りのことはさせて頂きます
ありがとうございます!
いや〜、おっさんの実直さと頑張りには感服するね!
で、その後は老舗ビルダーのプランを”たたき台”に造作物について相談をして、打ち合わせは無事終了。
そして、僕は中途半端なリアクションをした妻の気持ちを帰りの車で聞いてみることにした。
もう、この工務店でいいじゃん
良いんだけど…
なんだよ!女みたくモジモジしやがって!!ハッキリしなさい!!ハッキリ!!(お前が偉そうに言うな)
なに?(威圧)
やっぱり老舗ビルダーの雰囲気が好き
あぁぁぁぁああ!!もうぅぅぅうう!!!(イライラMAX)
なにそれ!!なんだよそれ!!
まるで付き合うか、付き合わないかの微妙な時に、なんか違和感があって問い詰めてみたら『やっぱり前の彼氏が好きだから、あなたとは付き合えない』的なリアクションしやがって!!!
ちくしょう!僕の性の…恋愛の喜びが一切なかった『暗黒の青春時代』を思い出させやがって!!(今それ関係ないだろ)
そして妻はボソリと、こう言いました。
老舗ビルダーと値引き交渉できない?
そうきたか…
まぁ、いいけどね。
値引き交渉が決裂すれば、自ずとおっさんの工務店と契約をしなくてはならなくなるわけだし、上手くいったとしても値引きが実現出来る。
僕にとってメリットしかない。
善は急げ。速攻電話をする僕
『善は急げ』『鉄は熱いうちに打て』の精神で、家に着くなり早速老舗ビルダーのアイツに電話をした。
はい。◯◯です。
急にすみません。お世話になります。僕です。
どうも
こいつ愛想ってもんを知らないのか? もう少しあるだろうよ…まぁいい。今回はそのことはスルーだ。
今、少し宜しいでしょうか?
少しなら(威圧)どうぞ
いちいちイラつく…でもガマンだ。僕よ。
単刀直入にお話しますと、打合せでも何度かお願いしておりますが値引きをして欲しいんです
…。(またかよ)
ヤツがだんまりなので、僕は更に続けた。
実はもう一社、話を進めているところがありまして…。その工務店が老舗ビルダーさんと同等のものをかなり安く提供できるそうなんです
!!
ただ、妻は老舗ビルダーさんの雰囲気が好きで、老舗ビルダーさんで契約をしたい意向なんです。もちろん価格面で折り合いがつけばの話ですが…
当時僕はこの時、もう向こうから断ってきてくれてもいいと思っていたので、かなりざっくばらんにヤツに話をした。
わかりました。価格調整します(あっさり)
!!!!!
おいコラ
いやいやいやいやいやいや!!
あんた散々値引きは出来ないって言ってたよね? それをなに即答しちゃってるの? しかも超さらりと爽やかに言っちゃってるの?
じゃあさ…
じゃあさ…
ドヤって値引き出来ないって出してきた、最初の見積もりは一体なんなの?ねぇ?ねぇ?
おっさんみたく、値引きが出来るなら出来るって、何で最初に言わなかったの??
相見積もりを取らなかったら、ぼったくられてたってことなの??? おかしくないか???
ってか、ここで「見積もりは当初の通り値引き出来ません」っていうなら僕はあなたを信用しましたよ!(嘘をつくな!!)
だって、そういうことであれば、その見積もりは『信憑性がある、ちゃんとした見積もり』ってことになるから。
一体何なんだよ…!なんで何千万の買い物をするのに、ヤマダ電機と同じノリなんだよ…!
次回のお打ち合わせで詳しい話をしましょう
ありがとうございます(怒)
こうして値引き交渉が成功させることが出来た僕であったが、信頼関係は益々悪化していくのであった。
つづく
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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