老舗ビルダーの営業さんにささやかな仕返しをして調子に乗る僕。(なんとも大人げない…アホか)
仕返しなんて住まい造りをする上で全く意味をなさない行為なのに、まったく僕は何をやっているんだ。
自分のクソつまらない薄っぺらな感情を満たすために、そんな事をして良い訳がない。
『自分がやられて気持ちよくなかった事を人にはやってはいけません 』って、子供の頃に散々母親言われたじゃないか。
ガンジーの名言で『「目には目を」では世界が盲目になる』というのもあるじゃないか…
我ながら、安定のクズっぷり…
まぁこの話はこのへんにしておいて…
肝心の値引き交渉なのだが、ちょっと相見積もり出しただけで100万も簡単に下げてきやがった。
最初の見積もりは一体なんだったんだ!
当然のように行われる『値引き』に非常に疑問を感じたが、安くなったのだから結果オーライとしよう。
にしても…こんなに”するり”と値引きに応じるということは…?
これはもしかして、もう少し突っつけばもっと下がるのか? 正しい方法論(値引きの根拠)を展開すれば、まだまだイケるのか?
『まだ値引きの余力があるのか?』『相手のデッドラインを見定めなければ!』と鼻息を荒くして、打ち合わせは後半戦へ。
仮契約?そんなもんゴメンだね!
営業さんは依然として僕に仮契約を迫った。
しかし、相見積もりを出しただけでこんなに簡単に値引きをするのであれば、まだ相手に値引きの余力があると踏んで、僕はサインを拒んだ。
契約する方向で考えてはいるのですが、どうしても(仮契約書を)書かなくてはいけませんか?
…。
…。
しばしの沈黙の後、営業さんは『諦めのため息』を鼻から放出させながら、こう言いました。
わかりました。結構です(クソッ!)
ありがとうございます(棒)
何に対して『ありがとうございます』なのかはわからないが、咄嗟に出た言葉がそれであった。
にしても…
このギスギスした感じたまらんね♡
値引きについての話し合いの後、次は全体の見積もりの減額案を話し合った。
一触即発の緊張感の中、またしても僕は暴挙に出る!
僕はこの日に備えて、減額する為に見積書を隅から隅まで目を通し、必要のないものをピックアップしたり、妥協が出来る部分を事前に洗い直していた。
これがホント大変な作業でして…
1cmくらいある(そんなにねぇよ!でも結構なボリュームです)分厚い見積書を何回もループして精査する気の遠くなる作業は困難を極めた。
しかし、その甲斐あってか、まぁ出てくる出てくるw
ムダなモノのオンパレード!
住まい作りをする時って、なにもわからないし、感覚が麻痺してるから酷いもんですよ。
えっ?
どんなムダがあるのかって?
そういうのは、日本ブログ村のランキング上位の人の『ちゃんとしたブログ』で詳しく書いてありますので、そちらで見てくださいww
というのは冗談で、この件に関しては別の記事で掘り下げて書きたいと思いますので、今回は割愛させて頂きます。
では、話しをもどします。
…で、この辺をすべてカットしてください
実はこの時、アホな僕は『ムダな物だけでなく本当に必要な物』までカットしてしまっていた。
浅はかな考えで『とにかく金額を合わせなければ!』という気持ちが思いあまって炸裂した結果である。
わかりました
これでだいぶコストが下がりますよね(ドヤァ)
コストダウンを完璧にこなしたと勘違いしている”ドヤ顔”の僕に、営業さんは呆れたような口調でこう言いました。
下がりますが、僕さん全然住まい作りをわかってらっしゃらないですね
!!
ほう…そうきたか…
さっきのお返しですかぁぁぁぁ!!!??(違います)
僕の苦労を…いや!僕自身を否定しようって魂胆ですか??(本当にアホだな)
いやいやいやいや!!
そんなやっすい挑発には乗りませんよ?(だから違うって)
そうですかぁ〜w
これはこれは、もったいないお言葉で!
わからないんで、色々教えてくださいよ〜(挑発)
……。(こいつ救いようがないな…)
どうよ?
今日はずっと僕のターンだ!!
そして、甚だしい勘違いを盛大に展開する僕は、更に前代未聞の暴挙に出た。
ところで、僕の友人で老舗ビルダーさんに建材を卸している会社に勤めている人間がおりましてね。先日この見積書を見せたところ、もうすこし安く出来るんじゃないかっていうんですよ
……
……
……
もちろん大ウソである。
実際のところは、この老舗ビルダーに建材を卸している会社に友人がいたのは本当ではある。
しかし、そんな事は一言も言ってない!
今考えたら『確認されたら一発でウソだってわかる』のに、よくもまあこんな真っ赤な大噓を言ってのけたもんだ。
…。
聞こえないフリして完全にスルー
…。
僕のターン終了…。
そんなこんなで減額した分を盛り込んで、もう一度見積もりを拾い直すことをお願いして、この日は打ち合わせ終了。
更なる値引き交渉は、タイミングと方法を変えて後日改めてすることにした。
また、妻は今回の値引きの申し出を受け、ほぼ老舗ビルダーで契約する意思を固めていた。
そして…最終値引き交渉にて決定的な事件が起こるのだが、それはもう少し先の話である。
つづく
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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