どうも僕です。
ついに契約日が決まってしまった…だが、いまいち覚悟が出来てない僕…いやもとい、正確に言えば『全く持って覚悟出来てない』が正しい表現だろう。
わかっている…わかっているんだ。
今更覚悟があろうが、無かろうが、関係ないし…『決断しない(腹を決めない)リスク』についても十分理解している。
でもさ…わかっているけど、どうしようもないんだ…。納得出来ないものは、死ぬまで納得できない。
かと言って、この話を全てひっくり返すことも出来ない。僕にとっては完敗であり、完全にお手上げ状態なのである。
こんな気持ちのままで、覚悟なぞ決められるはずがないじゃないか…
どっちに進んでも地獄行きは免れない…
そんな僕とは裏腹に、妻は(多少の不満はあれど)腹を決めているようだ。
男のクセに情けない…!
妻のためにと思えばなんとか気持ちの整理が出来るかと思っていたのだが、家というものはそんなに簡単に割り切れるのもじゃなかった。
僕には、そんなガンジーよろしくの自己犠牲の精神なんてものは備わっていなかったのだ。(ちょっと考えればわかるだろ。アホが!)
このような状況が重なり、大手住宅メーカーに勤めるTくんの予言通り、この段階にさしかかった時の僕は消耗しきっていて『正に満身創痍』だった。
(以前、Tくんは契約や引き渡しの時に、精神を病むお客さんが多数いると話していた)
そして、前回の打ち合せから1週間後、妻の実家で打ち合せをする日がやってきた。
直前で不安になってきた事
その日の打ち合せは夕方18:00から行うこととなっていた。しかし、僕は仕事があったので終業後に合流するという流れであった。
仕事が終わり合流出来るのが19:30頃。それまでの1時間半の間に義父が値引き交渉をするという段取り。
この打ち合せが契約前の最後の打ち合せだ。なんとか好条件を引き出したい…!
そんなことを仕事中にずっと考えていたのだが、ふとした瞬間に僕の中に一つの懸念の種が生まれた。
よりによって、打合せの直前にだ。
…
…
…
今更だが…この大事な局面に、あの『面倒な性格の義父』を投入して良かったのだろうか?
あれ…これって…間違った采配をしちゃった…?
義父はとにかく人の話を聞かない人。自分の意見を押し通すためならなんでもする人なのだ。
もし、あのトラブルを起こすいつもの調子で老舗ビルダーの営業さんを攻めるようであれば、好条件は引き出せても『更に信頼関係が悪くなってしまう』のではないか?
最初はちょっと老舗ビルダー営業さんをこらしめてやろうと思ってお願いしたが、これはもしかして非常に軽率な考えだったのではないか?
また僕、失敗しちゃった?
こういう時って、やっぱ旦那さんがしっかりとやるべき? 人まかせにしちゃダメ? 自分でコントロールできない人を関わらせるのは危険?
一瞬で不安は大きくなり、僕は居てもたってもいられなくなった。
そんな不安を抱えながら仕事を終え、向かう前に状況を確認するために妻に電話をした。
どう?
70万くらい下がった
マジかよ
下がんのかよ…とりあえず値引き交渉は順調なようだが、見積書に対してますます不信感を抱く。(黙っていたらやられたい放題じゃないか!)
それよりも営業さんの状況が心配だ。僕は値引きの話も程々に営業さんの様子を妻に聞いた。
で、営業さんの様子は?
だいぶやられてる
!!
不安は的中である。僕は妻のその一言ですべての状況を理解した。とにかく早く現場に向かわなければ…(まぁ行ったところで、何も出来ないんですけどねw)
修羅場!修羅場!修羅場!
僕は一刻も早く現場に行くために高速道路を使い30分ほど(通常なら1時間ほどかかる)で妻の実家到着した。早速営業さんの様子を窺って見ると…
どうも…
お邪魔してます…
…。
薄っすらと顔を紅潮させ、何かを我慢してイライラしているのか、僕と目を合わせない。
嗚呼…また一人…義父の餌食に…(けしかけたのはお前だろ!)
その後、値引きについての説明と契約書類ついての説明をしてもらい、打ち合せは終わる予定であった…
そう…終わる予定であったのだ…!!!!
では、この金額で最終とさせて頂きます
…!!
最終的に値引きは70万に留まり、それ以上の値引きは出来なかった。おそらく、そこが相手のデッドラインだったのだろう。
この値引きをして、合計金額が2730万…
2730万…
2730万…
やっぱり納得いかないわ。
金額の問題?
いや。違う。これやっぱりおかしい。これやっぱり違う。こんなの住まい造りでもなんでもない。ただの大きな買い物だ。
僕が色々わかってないのはわかってる。子供じみたことを言っているのも自覚がある。
妻の為と思い、決意したのに(出来てない)今更なんだ? ってのもわかってる。
…。
どこか他人事のように思って自分自身を守ってきたが、これだけの現実を見せられて、迫られては『もう目を背けること』は出来ない。
今でも、凄く覚えている。一瞬で体が熱いものに支配される感覚。
気付いたら、この言葉を口走ってました…
僕はこの家に金を出す価値を見いだせない!(怒)
『疑っているうちはまだしも、それを口にしたら…戦争だろうがっ!』©賭博黙示録カイジ
だったらやめましょうよ!!やっても意味ないし!!(怒)
つづく…
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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