ウキウキで夢のマイホームに向かって最初の一歩を踏み出すも、まさかのローン否決!
何となく心当たりはあったが怖くて言い出せずに、その場しのぎの噓をついてやり過ごす僕の見事なクズっぷりw
とりあえず担当してくれている営業さんと会う事になっていたので、僕と妻は事態の打開に一縷の希望を持ち工務店へと向かった。
尋問
工務店に着くと営業さんが怪訝な表情で僕達を出迎えた。軽く挨拶を交わし本題に入る。
営業さん「審査を出した銀行から承認を得られなかったということで…」
僕「結局2つともダメだったんですか?(すっとぼけ)」
営業さん「両方の銀行から実行できないと通知が来ました」
実は前回電話連絡でローンが否決が言い渡された銀行の他に、もうひとつ別の銀行にも審査を出していたのです。
僕「そこの銀行の審査厳しいんですか?」
営業さん「そんなことはないです(ギロッ)」
一瞬営業さんの鋭利な視線が僕のキョロキョロする眼球を突き刺した。
うわぁ…なんか怖いな…
僕「じゃあ、なんで?!」
あくまですっとぼける僕…営業さんは呼吸を整えてこう言いました。
営業さん「ご主人、つかぬことをお伺いしますが借金とかありますか?」
僕「!!!」
…
…
…
僕「…い…今はありません…(ボソッ)」
営業さん「…!(やっぱり!)」
妻「!!!」
秘密の発覚
僕の自白で一気にその場の空気が変わった。更に営業さんが畳み掛けるように僕に”尋問”しました。
営業さん「完済してるんですね。支払いが遅れたこととかあります?」
僕「あっ…あります…」
妻「あんのかよ!!(怒)」
僕「カードの支払いが何度か…いや…いつも遅れたてたかなぁw」
妻「!!!(激怒)」
情け容赦ない怒りの視線
妻にもの凄い形相で睨めれる僕…笑って誤摩化そうとした事が余計に怒りを増幅させたらしい。
もうね、1ミリも動けません…
殺されると思いました。
多分ライオンとかに睨まれたら、そんな感じになりますね。
あのときの妻の怒りの表情は今でも夢に出てきます(おびえた目)
そんな気まずい空気を察したのか、営業さんが ある提案をしてくれた。
営業さん「……と…とりあえずCICという金融信用情報を取り扱う会社がありますのでそこへ行って信用情報を調べて来てください」
信用情報とは俗にいうクレヒス(クレジットヒストリー)と呼ばれるものだ。このクレヒス記録に問題があった場合は、まず間違いなく住宅ローンは通りません。
妻「とにかく行って来て(威圧)」
僕「わかってるって…!(逆切れ)」
自分の落ち度で色んな人に迷惑を掛けているのに”なぜ逆切れ出来るのか?”
最高に最悪な清々しいほどのクズっぷりですね(白目)
今思い返せば、自分の情けなさに苛立ちを覚えていたんでしょう。
そして、ローンが通らないということで「自分自身の存在」を否定されたような気がして耐えられなかったのでしょう。
もっと言ってしまえば、自分がひた隠しにしてきた「恥」が家族のみならず「赤の他人」に対してもオープンなものになってしまったのが我慢ならなかったのです。
(住まい造りとは色んな部分を他人に晒さなきゃならないのです)
しかし、過去は変えられません。取り返しがつかないのです。悪いのはすべて自分です。
この時点で僕が出来る事は今の自分を知る事。今現在どれくらいの大きさの傷があって、更にどれくらいの深さなのかを知らなければ対処が出来ません。
知ることにより、今以上に後悔の念と罪に意識に苛まれるかも知れませんが、マイホームを手に入れる為には前に進むしかないのです。
ということでCICへと向かった僕であった。
つづく…
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