どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回も打ち合わせについて少し書かせてくださいまし。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事はある夫婦に出会って、怖い思いをした事件の第5話を書いています。
変態達と異色の打ち合わせ
今回は僕が変態達と、どんな打ち合わせをしたのかを少し書きたいと思います。
僕が住まい造りをお願いしたこの変態達は、既存の住まい造りとはちょっと違ったアプローチで打ち合わせを進めていくんですよ。
特に一番最初のヒアリングは正直「こんな感じで大丈夫なのか?」と心配になるくらい…
家の話をしないんです。
僕はこの変態達と出会う前に商談を進めていた業者とは、やれ雑誌の切り抜きを持って来いとか、画像を持って来いとか、間取りのアンケートを記入して部屋数や玄関の向きなどを答えろとか…
そんなことが中心の打ち合わせだったんですが、この変態達とは最初のヒアリングでそんな話は一切しませんでしたね。
おいおい?そんな感じで家って建つのか?
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも成立するんです!
順にご説明していきましょう。
趣味の話から始まりました
基本的に打ち合わせは資料を持ち込んだり、記入する物はなく、会話のみで行われました。最初はお互い手ぶらで打ち合わせを進めて行くんですよ。
で、話す内容は趣味の話や好きな場所やお店の話。休みの日の過ごし方や、普段何時に仕事に行って、何時に帰って来るのかとかの生活パターンについて。
ありがちな、家の形についてや玄関の位置、部屋数などについては僕たちは一切話しませんでしたね。
もうね、それが楽しくて楽しくてw
他の業者としてきた打ち合わせは、普段の暮らしぶりなどにフォーカスすることなく、とにかく”決める事”に終始してしまっていて、常に緊張状態が続いていたので全然楽しくなかったことが多かったから、僕的にはこの打ち合わせ方法は衝撃でしたね。
でも、結果的にこの方法が功を奏するんですよ。
感覚的な話が中心でしたね
他の人はどうだったかはわからないけど、僕の場合は感覚的な話が中心でしたね。「これをしたいから、これを作ってくれ」みたいに具体的な話はしませんでした。
例えば僕が言ったのは…
「猫とのくらし」とか…
「朝のこの時間がたまんねぇ」とか…
「休みの日の夕食はゆっくり」とか…
「住まいに余白を」とか…
「山(?)」とか…
「日の移り変わりや季節を存分に感じたい」とか…
まぁ、まだまだたくさんあるんですが、こんな感じで伝えて具体的な方法論(表現)はすべてお任せしましたね。任せても大丈夫だと思ったから。
それに、自分で具体的に”これをやって”と言ったところで、自分の発想に限界を感じていたから任せた方が良い物が出来上がると考えたってのもあるんですけどね。
で、この役割分担が非常に大事なんです。
住まい手は感じた事、これから感じたい事を伝え、造り手はそれを住まい手に最良の形で具現化する。
こうする事によって自分たちの理想とすることを考えるのに集中できるんですよ。これがハマった時に良い住まいができるのです。
あれこれ、家の話ばっかりして、スペックとかを住まい手が考えてたら、そりゃもう消耗しちゃいますって。
良いアイデアや住まいに求める事を考えられなくなっちゃいますって。
イ◯ダハヤト尊師に「まだ消耗してるの?」って突っ込まれちゃいますって。
リアルな打ち合わせだけじゃなく、メールでも散々やりとりしましたね
変態プロデューサーとは死ぬほどメールのやり取りをしましたねwよくもまぁ、僕たち夫婦にとことん付き合ってくれたもんですよw
リアルな打ち合わせだけじゃなく「なにか気が付いたときは、なんでも良いんで、いつでもメールをくれ」っていうもんだから、毎日メールしてやりましたよw
大変だったんじゃないかな〜ざまあみろww
なんでもって言うから、それこそ好きな食べ物や好きなバンドとか、思い出話(アホかw)やバカ話まで「ごきげんよう」ばりに色んな話をメールしてやりましたねw
その結果、メールのやりすぎで変態プロデューサーのMMSがスパム認定されて、次の日に変態プロデューサーの携帯が一切メールの送受信が出来なくなるっていう事件が起きるくらいメールのやり取りをやりましたよw
でも、これも今考えれば大切なプロセスだったんじゃないかなって考えます。
ってか、これが一番大切なプロセスだったと言っても過言じゃないですね。
様々な話をすることにより互いの距離を近づけることが出来て、結果的に意思の伝達が早くなったり、理解度が増す効果がありました。
俗にいう「アイスブレイク」というヤツです。
そして、こうして打ち解ける事により距離が近くなるだけでなく、僕たちの”思考の一部も代行できるようになる”という効果もあったんじゃないかと思いますね。
様々な想いや考え、経験談を共有する事によって、その傾向を汲み取り、僕たちが言葉にできない思考の先にある物を創造することが出来たからこそ、具体的な指示を出さずとも理想の住まいが出来上がったと考えます。
と、お固い書き方をしてしまいましたが、要はたくさん話して、メールして僕たちの好みをわかってくれたってことなんですけどねw
これがあったから、打ち合わせの基本が”会話のみ”という極めて異質で楽しい住まい造りが成立したんです。でも、これって簡単そうで結構難しいんじゃないかな。
最後に
会話だけなんて不安でしょうがないわ!と思われる方もいらっしゃるかと思います。でも、こういうやり方もありなんですよw
むしろ僕は、このやり方以外ではうまくいかなかった口だしw
住まいって空間だから、感覚的なものが非常に大切だと思うんです。その感覚を引き出す為には、会話が一番有効じゃないかしら。
感覚的なものを伝える為に、雑誌の切り抜きや画像を持ち込むというケースもあるかもしれないけど、そういう使い方をしない資料は自分の創造に限界を与えてしまう重しになりかねないと考えます。
なので、僕は資料を打ち合わせに一切持ち込まないということを決断しました。
そして、理想の住まいを造ることができました。
会話で創造された空間は、独自の雰囲気があって良い物ですよw
といことで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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