どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は昨日の記事が非常に反響があったので、大手ハウスメーカー、工務店と設計事務所の比較について、僕が知る限りのことを書きたいと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は会社のある先輩と僕の出会いから、衝撃の決別のお話の第10話を書いています。
まず、僕が設計事務所を選ばなかった理由
僕もある時期、設計事務所に憧れていた時がありましてね。
でも、なんか高そうだし、面倒くさそうだし、僕みたいなボンクラが設計事務所の敷居なんか絶対にまたげないなぁ…なんて思ってやめた口なんですけど。
どうなんでしょう。そういう人って多いんじゃないかしら?
更に言ってしまえば、個人でやっているところに大きなお金を預けるなんて、正直めちゃくちゃ勇気のいることです。
そして、僕が憧れていた設計事務所は非常に意匠性が強くて、建築じゃない芸術品なんかも作っちゃってる先生だったんです。
そんな先生が造る家は、もう「住まい」じゃなくて「作品」なんじゃないかって考えて、「作品には住めないなぁ…」って思って、違う選択肢を選んだわけです。
確かにかっこいいし、世界観ハンパないし、その先生が好きな人にはたまらないでしょうが、僕のリアルな暮らしがイメージ出来なかった。
安藤忠雄御大の住吉の長屋にしたって、超かっけーって思うけどやっぱり住めない。部屋に行くのに一度外に出なきゃならないとかリアルな生活で考えた時、僕はあり得ない。
それを許容できるライフスタイルの持ち主なら良いかも知れないけど。
ただ、そんな芸術性の強い設計事務所ばかりではないのだと、最近思い始めました。そして、色々と話を聞くうちに「これも一つの可能性」なんじゃないかって。
まぁそれでも僕は、もしもう一回家を建てるとしても、おそらく変態達と一緒にやるんだろうけどねw
設計事務所の主張。粗利について。
レゴ (LEGO) アーキテクチャー ファンズワース邸 21009
設計事務所でネックになるのが、設計・管理料金。ケースバイケースですが建築費用のおおよそ10%と言われています。
ハウスメーカーや工務店ではかからないお金が、ここではかかってきます。
仮に3000万の物件なら300万…住まい手にしてみればとても大きなお金です。車一台買えちゃいます。
ただ、設計事務所の建築家はこう言います。
ハウスメーカーの粗利は概ね30%ほど。会社によってはそれ以上の粗利を確保する会社も存在する。
そう考えた時、設計事務所の取り分が設計・管理費で10%で、施工をする工務店の取り分が20%ほど。あわせて30%の粗利が相場だという。
実際僕は設計事務所で住まいを作ってないし、ケースバイケースなところがあるので、詳しくはわかりかねますが、実際の相場がそのくらいなら条件によっては設計事務所で設計・管理費を支払うことも決してネックにはならないにかしら?って思います。
同等の粗利で、しっかりとした設計、そして理想の暮らしを表現してもらえるのであれば、これはこれでありなんじゃないかとも思います。
ハウスメーカーよりも自由度がある設計が出来るメリット。工務店よりも表現力がある設計が出来るメリット。
このメリットに対して、最大のデメリットである設計・管理費を支払う価値を見いだせるかどうか。
まぁ、それ以外にもハウスメーカーや工務店は施工管理を自社でやるため、施工管理に自浄作用が働かない恐れがあるっていうデメリットや、設計事務所でやるとハウスメーカーや工務店のようにローンやらなんやらの窓口が一つではないっていうデメリットがあるんですがね。
僕が思うこと。
で、僕が思うのが、そもそもハウスメーカー、工務店、設計事務所をただ単純に比べるものではないんじゃないかってこと。
ポジショントークも交じるでしょうが、ハウスメーカーの主張や工務店の主張、設計事務所の主張はそれぞれ一つの答えで、それはそれで正しい。
じゃあ、どこで判断すれば良いんだって話になりますが…
見るべきところは、ハウスメーカー、工務店、設計事務所、それぞれが一長一短や得意分野、不得意分野を各造り手自身が理解し、それを解消させるために、更に伸ばすために、どれだけの努力をしているか?というところじゃないかしら。
僕はそう考えます。少なくとも僕はそういう部分に共感し、変態達と一緒にやることを決断しました。
また、今回お話を聞かせてくれた設計事務所の先生も、大手住宅メーカーを経験しての設計事務所を設立した方でした。
選び方はたくさんあるかもしれませんが、この部分って結構大切じゃないかしら?
ある問題に対して、おざなりにせずに問題提起し、リスクをとって行動を起こせる人間が造るものって、執念というか気持ちがたくさんこもっているので、自ずと良い物になるんじゃないかなって考えます。
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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