どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回の記事は僕が迷走した理由の一つである、失敗しがちな最初の一歩について書きたいと思います(過去記事を大幅にリライトしました)
住まい造りをする上で誰もが当たり前にやっていることが、実は思わぬ落とし穴になることもあるんです。
これから住まい造りを始めようという方、是非ご一読ください。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は、ジョジョ第5部巡礼イタリア旅行記南イタリア最終章「遺跡ポンペイ犬の床絵編」を書いています。
常識が迷走を加速させる
住まい作りで一番最初にやってはいけないこと。これをやってしまったら高確率で迷走するということがあります。
僕もこれをやったせいで失敗して、そりゃもう随分と遠回りしましたよ。
しかもなぜかわからないけど、多くの人がその行為を一番最初にしなさいと声を揃えて提唱しているし、実際やってる人も多い。
えーと、前置きが長くなってしまいましたね。では単刀直入に言いましょう。
それは住宅雑誌を買ったり、住宅展示場やモデルハウスに行ったりすることです。
おいおい…お前…頭大丈夫か?って言われそうですが、実はこれ重要なんですよ。
ちまたではどこを検索しても「まずは住宅雑誌を買って情報収集しましょう」とか「住宅展示場に行ってイメージを膨らませましょう」とか、さも住まい造りの常識のように提唱されてますが実はそんなところに落とし穴があるんです。
というのも、全くのサラの状態の人間に一番最初に入れるべき情報は「マインド(考え方)」に関わる部分だからです。
一番最初は坪単価がどうのとか、平米数がどうのとか、工法がどうのとかではなく「どんなことを実現させたいのか?」「どんな暮らしをしたいのか?」「今現在どんな問題に直面していて、どのように解決させたいか?」ということをじっくりと考えなければならないのです。
まぁ、人によってはいきなり住宅情報誌や展示場を駆使して住まい造りを成功させる人もいます。
しかしながら、おそらくそのようなプロセスで住まい造りを成功させている人は、最初からある程度自分の暮らしぶりのイメージが出来ている人だと思うんです。
つまりある程度住まい造りに明るい人。建築に明るい人。突き抜けたセンスを持った人だと言えるでしょう。
でも、そのような情報強者が全体のどれくらいいるでしょうか? 少なくとも僕は違いました。
僕も含め大多数の人が住まい造りに対しての知識と経験がない。また教えてくれるような人もいない。親世代の情報は古すぎて使い物にならない。
そんな中、セオリーや誰かが提唱した常識にわけもわからずに頼らざる得ない。「まずは住宅雑誌を買ったり展示場に行きましょう」になるのです。
その結果、何が起こるのかというと”自分軸”で事象を考えられなくなります。
住まいを考える基準が住宅雑誌の情報や住宅展示場で繰り広げられるポジショントークという”他人軸”よって翻弄されてしまい、本来であれば見いだせるはずの可能性を失ってしまいます。
そもそも住宅雑誌や住宅展示場は誰の為のもの?
まず、ここなんです。
皆様もご存知の通り、住宅雑誌は住宅メーカーが住宅を売る為に多額のお金を払って広告を掲載するものなんです。
住宅展示場も同様に自分の会社の商品(家)を売る為ものなんです。
まぁ当たり前のことしか言ってないんですが、そこにはユーザーのニーズを満たす事より、住宅メーカーの思惑が非常に多く介在する事を認識している買い手はどれくらいいるのでしょうか?
たとえ理解はしていても、ほとんどの人がは住まい造りは一生に一回のことです。初めての事だらけで困惑と緊張と高揚感で脳が支配されるわけですよ。
わかっていても意外に冷静な判断が下せなくなることもあるのです。
やれローンの金利がどうの…やれスペックがどうの…やれ値引きがどうの…やれ坪単価がどうの…というような売るためのトークが展開され、暮らすということから離れた話がたくさん飛び交い頭が整理できなくなります。
確かに住まい造りをする上では必要な話ですが、この手の話は一番最初じゃない。もう少し後なんです。
マインド(考え方)が整わないうちにそんな話をしてしまうと”どんな暮らしを実現させるのか”ではなく”家を建てること自体”が目的になってしまうことがあるのです。
住まい造りの起点はあくまで自分なんです
雑誌を読んだり、展示場へ行って情報収集をすることによって得られる情報、メリットもたくさんあります。
どこの住宅メーカーでどんな事が出来るのか? どんな雰囲気なのか? どれくらいの予算で出来るのか? 設計者の力量はどれくらいなのか? 表現力は? 挙げればキリがないくらいの活用方法は確かに存在します。
でも前述しましたが、これって最初にやるべきことではないんです。
というのも、先程よりもう少し掘り下げていうと「先入観や既成概念に捕われてしまう」からなんです。
目から入ってくる情報や体験した情報は非常に強力です。テキストベースの情報とは比にならないほどの影響力を持ちます。
そんな火炎放射器バリの業火に当てられると、自分は本当はどういう家が欲しいのかという事より、雑誌や展示場で見た家にイメージが引っ張られて「そこにどういうふうに住もうか」っていう考えに陥りやすいのです。
あくまで雑誌や展示場で紹介されている家は一例であって、自分のライフスタイルに合っているかどうかは別の話です。
もっと言ってしまえば雑誌や展示場の家はめっちゃお金が掛かっていて、実際建てる家とはかけ離れたものなんです。
かけ離れたものからスタートして、引き算を繰り返し自分の住まいを造ることの悲しさったらないですよ…
住まい造りのスタート地点は住宅雑誌でもなく、住宅展示場でもなく、自分自身の中にあるのです。
自分が望む理想の暮らし、空間をイメージすることで住まい造りは始まるのです。
最後に
経済学者のピーター•ドラッガーがこのような言葉を残しています。
「顧客はドリルが欲しいのではなく、穴が欲しいのだ」
ドリルは手段であって、目的は穴という意味です。
自分が望む暮らし(目的)が定まらないうちに住宅雑誌や住宅展示場(手段)に行くという行為はどんな穴を開けようか決まってないのに、最初にどんなドリルを買おうか選ぶのと同じことなんです。
確かに、どのドリルでどんな穴が開けられるか判断するのに情報収集は必要な事ですが、前述したように最初にやるべきことではないんです。
まず一番最初にやるべきは、どんな暮らし(ライフスタイル)をしたいのか、家族とどんな時間を過ごしたいのかをしっかりと話し合う事です。
イメージすることです。
マインド(考え方)を整えることなんです。
抽象的でもいいんです。それを具体的にするのが造り手の役割だから無理して具体的に考える必要はないんです。
予算とかテイストとかそんな事は考えずに(そんなものは工夫次第でどうとでもなります)まっさらな状態で自分たちの暮らし方を邪念を入れずに徹底的にイメージしてください。
イメージが出来たら、それを実現できそうな造り手を探すために住宅雑誌や住宅展示場やオープンハウスを活用するんです。
抽象的でもいいから目的をもって行動すると得られる情報量が格段に増えます。見え方が全然変わってきます。
とまぁ長々と書いてきましたが、僕は決して世間一般のセオリーや常識を否定するわけではありません。
しかし切り口や角度を変えて考えることも必要なことなのではないでしょうか。
以上のことが僕が実際に体験し、更に失敗して学んだことです。これから住まい造りをされる方の何かしらの参考になれば幸いです。
という事で、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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