はじめに
世の中、どの住宅雑誌を見ても、どのハウスメーカーのホームページを見てもスペックについて色々と書いてありますよねー
なんなんですかねアレ。Q値だのC値だの、断熱がどうの何重窓がどうのこうの…
僕もわからないなりに色々と調べては頭を抱えたものです。 そんな中、元スペック厨の僕がわかった、たった一つのこと…
それは、スペックを前面に押し出しているハウスメーカーはろくなもんじゃないって事。
※あくまで個人の感想です。
まぁ、すべての業者がそうというわけではないですが、少なくとも僕が商談した10社ほどの業者の中ではその傾向が非常に強かったですね。
そもそも、何千万も出して買う住まいが寒かったり、やたらと暑かったり、心地よく過ごせないのっておかしいじゃん。あり得ないじゃん。って思うんです。
ここちよく過ごせるのが住まいの大前提なのに…
なのに、その大前提をわざわざ大げさにアピールするってなんなの?って僕は思うんです。
もの凄く低価格でそれを実現しているんなら、じゃんじゃんアピールすれば良いと思いますよ?それは正にイノベーションだと思うので。イノベーションの意味知らないけどw
やれ窓がどうのだとか、内断熱がどうの、外断熱がどうのこうのとか…確かに伝えるってことは大切かもしれないけど、そこアピールするとこじゃないでしょ?って。
そんなもん客にしてみれば、当たり前なんだから。
その大前提があって、その上で住まい手が理想とする暮らしを実現するのが何千万も預かった造り手の使命だと思うんです。
スペックは手段。いちいちアピル前に、住まい手のニーズにもっと目を向けろって言いたいですね。
標準仕様っていう言葉の使い方に疑問
で、スペックアピールのもっと酷いのになると、「既製品のシステムキッチンのコレが標準で付いてます!」
とか、「既製品のユニットバスのコレが標準でついてます!」
とか、やたらと標準って言葉を使ってお得感を醸し出してくる業者も存在しますが、そんなものを売りにするのはどうなのか?とも打ち合せの時にずっと疑問視してました。
だって、それらも普通に相場通りの値段で見積に上がってきてたし、ただアンタの会社で採用してるだけじゃん。って。
しっかりと相場通りの料金をとっているものに対して、さも「お買い得でっせ!」的な言い回しをすんじゃねーよ!って販売の仕事をしている僕は強く思います。
普通なら、普通で良いんです。お客さんを得した気分にさせたい気持ちはわかるけど、正直に言いなさいよ。つまらん駆け引きは誰も得しないぜ?というのが買い手の本心ではないでしょうか。
あと、見積書の上では安く出している業者もいましたが、結局ほかの見積部分で乗っけてきているので、要は見せ方でごまかしていることがほとんどでした。
実際、総体金額ではどこの業者も特別安いってことはなかったですね。大体どこも一緒なんです。まぁ当り前なんだけど。
皆さん…
もし、住まい造りをしていて「標準」っていうワードが出てきたら、鵜呑みにせず、それが本当にお買い得なのかを検証するようにして下さい…
また業者が使う「標準」というワードの使い方に気をつけて下さい。売る為に使っている売り文句なのか、それともあくまで住まい手に「目安」を伝える為に使っているものなのかをしっかりと判断して下さい。
後者であれば、引き続き商談する価値があると言えるでしょう。前者の場合は上記したように相場の検証が必要と考えて良いでしょう。
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!
それではまた次回お会いしましょう!

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次回予告
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