どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は壁の収めについて書こうと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
巾木の必要性
僕は数々の打ち合せで、巾木の必要性について常々疑問に思っていました。これって絶対に必要なのかしら?って。
だって巾木がないほうが、スッキリ見えるしカッコいいじゃんって思うんです。
※あくまで個人の感想です。
しかし、どの住宅メーカーも聞いてくるのは『巾木の種類はどうしますか?』とか『巾木の色はどうしますか?』だったのです。
巾木をつけないという選択肢を提示してくる住宅メーカーは皆無でした。
ムカつくことに、大体の業者が巾木をつけないでくれって言ったらイヤな顔をしますw
『掃除機ガー』とか
『蹴っ飛ばしたときに傷ガー』とか言います。
確かに、掃除機でガッツンガッツンしたら壁にダメージを与えてしまうし、そりゃ靴でも履いて蹴っ飛ばしでもしたらダメージはあるかも知れません。
でもね、皆さん、大枚叩いてやっと手に入れた夢のマイホームでガッツンガッツン掃除機を壁にあてますかね?家の中で靴を履いて壁を蹴っ飛ばしますかね?
素足で蹴っ飛ばしても壁にダメージなんてありませんよ…
少なくとも僕は住んで5年になりますが、そんなことにはなってません。
ということで、僕の家には巾木がありません。
アルミアングルというL字の金物を使って収めています。『隙間にホコリが溜まるんじゃないか?』と思われる方もいるでしょうが、普通に掃除をしていればそんなことはありません。
では何故、無きゃ無いで成立する巾木を住宅メーカーはつけるように勧めてくるのでしょうか?
それは…
施工が面倒くさいからです!他にも理由はあるでしょうが、ほとんどがこれだと思います。
※あくまで個人の感想です。
この収めにするにはそれ相応の施工の一手間が必要なのです。
このアルミアングルをつける施工をするより、壁と床の取り合いの部分に巾木をつけて隙間を隠すようにすれば、施工は超簡単で時間もかからないのです。
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しかし、僕はこう思うんです。この一手間を嫌がる業者に一生の住まい造りを任せても大丈夫なんだろうか?って。
向こうも商売なのはわかりますが、出来れば一手間を惜しまない気持ちで施工をしてくれる業者に僕は住まい造りをお願いしたい。
お金が掛かるなら、掛かるで説明してくれれば済むんです。あとはこっちで考えますから。
面倒だという理由で、ハナっから選択肢を奪うなって言いたいんです。
※巾木をつけるメリットだってわかってるし、必要な人はつければ良いんです。決してダメだと言っているわけではありません。
まぁ、完全に被害妄想なんですけどねwでも、住まい造りをしてる時って本当ナーバスになっちゃうから、余計な心配をしちゃうんですよw
腰壁の上の収め
画像には何度も映り込んでますが、これも空間にスッキリ感を持たせるためのポイントです。
とりあえず見て下さい。
これ、腰壁の上の部分なんです。ちょっとひび割れちゃってるのは、そのうち自分でゼオライトを盛って直そうと思ってます。
で、なにが言いたいのかというと薄いんです。上の台の部分が。
真横から見ると、このくらいの厚さしかありません。スッキリしてるでしょ。こんなにも印象が変わるのです。
これはただ薄い板を乗せているだけではなく、強度を保つ為の工夫がなされているので割れたり、欠けたりはしません。
窓の下の台も同様に小口は薄く設定しています。この上部の収めと巾木を使わない下部の収めが、壁の存在を綺麗にしているのです。
シンプルな空間を求める人は、この腰壁上部や窓台なんかは薄ければ、薄いほうが空間を邪魔しなくて、良いのではないでしょうか?
最後に
今回、ご紹介したのはいずれも『引き算』のディティールです。『引き算』のディティールを『積み足していく』という一見矛盾している考え方に思えますが、こうする事により空間が洗練されていくのです。
『空間を洗練』と言うと、どこか意識高い系な感じがして一部のお金持ちや、建築に明るいセンスのある人達の為だけのもののように思えますが、僕が住まい造りをお願いした連中は、それを僕のようなごく普通の人にもわかりやすく、それを体験してもらう為に日々泥臭く試行錯誤しています。
この『引き算のディティールを積み足していく』という概念もその一つです。
それに、仮に意識が高い系だったとしても、住まい造りに対して、意識が高いに越した事はないと思うし、誰だって意識が低い業者に一生に一回の住まい造りをお願いしたいとは思わないでしょ。
僕が住まい造りをお願いした連中は、空間を洗練するのはあくまで住まい手の為であって、造り手の自己顕示欲によるものではない人達でした。
中には自己顕示欲の為に住まい手を無視した住まい造りをする意識高い系の業者も存在しますが、プロセスやベクトルが全然違うのです。
その部分で注意深く造り手を見極めると、ドキドキワクワクするような住まい造りが出来ると思うのです。
ただの意思高い系の業者なのか?はたまた泥臭い変態なのか?
僕は変態に出会えたから、楽しい住まい造りが出来たのかも知れませんねw
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!
それではまた次回お会いしましょう!
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