どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は、ダイニングと周りのソーニングついて書こうと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
ゾーニング
ダイニングを住まいの中心に据えることによって、家族の気配がいつでも感じられるようになっています。
で、ありながら、腰壁の高さや螺旋階段、セントラルヒーティングの仕切りにより、プライバシーは守られているという設計になっています。
僕は当初、空間を仕切るのは『壁で仕切る』という概念しか無かったので成立するのかと思っていた節がありましたが、これがね意外にいけるんですよ。
札幌のデザイン注文住宅、リノベーション|lia Style(リアスタイル)
住んでみた感想なのですが、壁以外で何となく仕切られた空間は壁で仕切られた空間よりも、何故か安心感があるという印象を受けます。
そして、この方法以外でも家具で仕切ったりと、方法論はたくさんあるのではないでしょうか。
壁で仕切るという概念を捨てることによって、住まい造りの可能性や自分のライフスタイルを表現する方法は劇的に増えるのではないかと僕は思います。
最近では無印良品の住まいでも家具で仕切るという概念が提唱されていて、非常に共感を覚えます。
2階との繋がり
ダイニングに座り、2階を見上げると腰壁は外界からの目線を切る為に高めに設定されているが、絶妙に繋がりを感じられるように設定されています。
これは感覚的なものになるのですが、2階の南側のコーナーハイサイドライトから差す光を壁に乱反射させ、1階に落とすことによって、繋がりが感じられるのだと思います。
建物の設計は形だけでなく、光すらも設計、コントロールする重要性を僕は住んでみて感じました。
もし、この腰壁を完全な壁にして空間を閉じていたら全く別の印象を受けていたことでしょう。
閉じることが悪いことではなく、家をどのように使うかということを考えた時に、その人の住まい方にあわせて最適な仕切り方を熟慮することが大切だと思うのです。
そして、以前2階のカフェスペースの窓が何故天井までの高さに設定しなかったかということを書きましたが、ダイニングからの空間を美しく見せるためなのです。
というのも、まずこの窓をご覧下さい…
天井の高さまで窓を大きくせずに、腰壁から飛び出ない高さにとどめてありますよね。
腰壁から飛び出さないことによって、1階のダイニングから見た時にこうなります…
このように1階から見た時に余計な(僕は見たくない)窓の上部が出てこなくてスッキリ感がでます。
これもホントに少しのことなのですが、この少しのディティールをとても愛おしく思うのですw(キモッ)
ダイニングと寝室の位置関係はこのようになっていて、僕たちは寝室に関しては極めてプライベートな空間というふうに思っていたので、ドアを閉めれば完全に居住空間とは隔離された空間となるようにしました。
ただ、ドアを開ければダイニングに一番近い位置関係にあるため気配を感じることが出来ます。
妻が朝食を作る気配を感じることが出来たり、僕が夜遅くまでダラダラとダイニングでお酒を飲んでいる気配を妻が感じながら眠りについたりと、このような日常の繋がりが僕たちは嬉しく思ってます。
以前は腰壁にグリーンウォールを作ろうとして、少しずつ緑を増やしていましたが猫が落としそうなので断念しましたwまた別の方法を考えねば…
最後に
僕は入居して5年ですが『あー、ここをこうすれば良かった!』とか『これはやらないほうが良かったなー』とか思ったことはありません。
なぜならば、打ち合せの段階でそういう考えが出てこないように、かなり掘り下げて話をしたから。
自分たちの今までの暮らし方、これからどんな暮らしをしたいか、将来どんな暮らしになるかまでを想定して、途方も無い時間をかけて話をしたのです。
これにより、『こうしておけば良かった』と仮に思ったとしても、打ち合せのときに既にその考えについては話しているので『そういえば、その話は打ち合せの時に一回したなぁ』になり、後悔がないのです。
あらゆる事を想定し造り手と会話をすることにより、表面的な価値観ではなく潜在的(本質的)価値観を見出し、住まい造りをすることで住んだあとに『あれ、なんか違うな』は無くなるものだと僕は思っていますし、僕は実際そうなっています。
それにこのダイニングに関してはそれが色濃く反映されていて、ダイニングを生活の中心にすることや、木々を望みながら暮らす事は今後も変わらない不変的な価値観だと確信しています。
僕はこの住まいにたどり着くまで、表面的というか薄っぺらな『ただその時に欲しいもの』を大量に放り込んで住まい造りをしてました。
そして、結局『これぇ…なんか違うな…』ということを繰り返してました。
しかし、ちゃんと住まい造りと向き合い、自分のライフスタイルの棚卸しを真摯に住まい造りをしてくれる変態達と共に行った結果、後悔のない住まいを手に入れる事が出来ました。
僕が自分にとって不変的な価値観を見つけられなかったら、今頃、様々な懸念や不安に苛まれ顔を赤くしたり、青くしたりしてグチグチとあーだ、こーだ文句を言って、あれこれケチをつけていたでしょう。
もしそうなっていたら、もう冗談でもすまないことになっていたのかも知れませんね。
僕達だけではここまで来れなかっただろうし、僕達のこれからの暮らしを実現させる為に多くの人達が知恵を出し合って作ってくれた、このダイニングで僕は一生を全うしたいなって思ってます。
ちなみにもし、万が一、何かの事故や想定外のことが起こって住まい方や価値観が変わることがあったとしても、それに対応してくれる心強い仲間達がいるのでなんの心配もしてません。
今日のタイトルである『繋がりを感じながら住まう』には住まいの中だけでなく、造り手達との繋がりを感じながら住まうという意味もあります。
どんな暮らしをするのか?そして、それをどんな人達と作るのか?そんな価値観が伝われば幸いです。
ということで本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!
それではまた次回お会いしましょう!
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