どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は空間に合わせて家具を造作する、メリットとデメリットについて少し書きたいと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は会社のある先輩と僕の出会いから、衝撃の決別の第1話を書いています。
僕の家の1階に関しては、設計後付け足した家具は一つもありません。
僕の家の1階は生活のコアになる空間としてプランしたのですが、当初のプランから何も足してないし、引いてもいません。
まあ、これは最初から過不足ない空間を目指したからなんですけども。
で、基本的にソファ意外の家具はすべて造作しました。キッチンも含めて。(キッチンは家具)
これには理由があって、僕が住まい造りをお願いした変態達の考え方に共感したからです。
彼らは家も、家具も理想の暮らしを演出するという意味では、存在する意味というか、目的が同じなのではないか?という考えを持っています。僕もそう思います。
であれば、家と同じように設計段階から家具を空間に調和するように造りこむことによって、空間の最適化を可能にする一つの方法論だと考え、造作に至ったのです。
この考え方により、僕が望んでいたダイニングと大開口をコアとした一番長くいる場所の最適化が可能となりました。
これが最大のメリットかな。
ゆっくり、ゆったりとダイニングで過ごすために、ダイニングチェアは無垢床に合うように無垢材で造られた座面を広くとった横幅もたっぷりな、ソファと同じ高さのもの(最近では無印良品でもソファと同じ高さに合わせたダイニングセットが出てますよね)を採用し…
座った時の目線や開放感が、大開口と吹き抜けを存分に感じられるものとし、ダイニングテーブルはその椅子を4脚たっぷりと飲み込める特大サイズを造作しました。
また、以前書きましたが、テーブルの建材とキッチンの建材を同じもの(ブナ材)で造作し、繋がりを持たせ調和することによって、造作キッチンという通常であれば、異物的要素が強いものを家具として昇華させ調和効果を持たせました。
おそらく設計段階から、家具の造作について同時にプランしなければ、ここまでの調和は得られなかったでしょう。
ただ裏をかえせば、空間に合わせるために一番手っ取り早い、安易な方法が造作という手段だと言われても反論できない側面もあります。
「そりゃ、空間に合わせて、金を掛けて家具を造りゃ合うのは当たり前じゃん!」
当然の意見です。
空間に合わせた造作家具のデメリット
通常の規格から外れ、ゼロから空間を造った時に既成品を採用し、全体を調和させることは非常に困難です。
それは質感であったり、色のトーンであったり、空間との繋がりであったり、使った時の感じられる”間”であったり…
そして、逆に言えば、住まい手の個性が存分に展開された空間に対して、調和させるために家具を造らざる得なかったという解釈もできます。
非常に悪い言い方になりますが、空間を造りこんだせいで、家具に余計なお金がかかってしまってるという見方も出来るのです。
住まい造りに常についてまわる”金問題”…これを増長していると言われても仕方ありません。
既成品を入れて、調和が出来るように空間を調整することも可能性としてありました。実際、変態達にはそのテクニックやノウハウがあり、それはそれで成立させることは出来たでしょう。
でも僕は、デメリット補って余りある価値を造作家具に見出していたし、世界に一つだけの僕達のためだけの家具が欲しかったし、自分にとってそれがベストだと考えたので、造作するという決断をしました。
お金という犠牲を払ってww
まぁ、それ以外にも空間と家具を造りこむと、模様替えを出来なかったりとフレキシブルな対応が出来ないというデメリットがあるんですが、LDKの用途を変更する予定は僕達にはなかったし、コレはコレで完結してるものだから良しとしてます。
まとめると…
造作家具には、個性が展開された空間に対して親和性を持たせ調和出来るというメリットがありますが、お金が掛かるし、基本的にフレキシブルな対応が出来ないというデメリットもあります。(もちろんフレキシブルに対応出来るようにプランすることも出来ますが)
見切り発車で家具(キッチンを含む)を造ると大変なことになりかねません。
どうか造作家具を採用する際は、その辺のメリット・デメリットをご理解の上、慎重にプランしてください…
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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