僕の失敗。マイホーム編。

普通の家造りで満足出来なかった僕。失敗から学び、自分にとって最高の住まいを手に入れた僕とそれを造った変態達の話。僕の失敗。ライフスタイル編も合わせて読んで頂けたら幸いです。

It's better to
burn out than
fade away


これから住まい造りをする人に捧ぐ…

【新装版】第59話 初心。忘れてた。

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f:id:burning0069:20170627095228j:plainどうも僕です。

 

妻の突然の老舗ビルダーで家を建てるのを「やめる!」発言に、戸惑いと安堵を同時に感じ少し複雑な僕。

 

老舗ビルダーには『ローンを取り下げられないよう』保留という体裁を取った。まぁ、事実上のお断りなんですけどね。

 

ごめんねー

 

話は変わるが…『僕が幸せになれない家はいらない』という妻の気持ちが凄く嬉しかった。

 

おそらく僕がここまでの失敗を重ねなければ、この気持ちを知る事はなかったと思う。(これは良いことなのか?)

 

それにしても…

f:id:burning0069:20170627104320j:plainそもそも論だが、住まい作りを始めようと思ったのは『夢のマイホームで妻と楽しい時間を過ごす為』だったはずなのに、いつの間にか『そんな事そっちのけで家を予算内に建てるってこと』が目的になってしまっていた。

 

一体いつ、すり替わってしまったんだ…

 

あくまで家は『手段』であり『目的はそこで楽しい時間を過ごす事』なのに、バカな僕は大切なことをすっかり見失ってしまっていた。

 

典型的な手段の目的化である。

 

でもね…皆さん、これって他人事じゃないんですよ…住まい作りをする人が結構な比率で陥ることなんですよ。

 

怖いですねー

 

そして、ほとんどの売り手は『その事をわかっていても』誰も突っ込んでくれないんです!

 

見て見ぬふり!!

 

まぁ…この問題は売り手だけが悪いわけじゃなくて、 売り手に任せきれない買い手にも問題があるんですけどね。

 

とてもじゃないが、仕事を任せられないプロ意識に欠けた売り手が悪いのか…?

 

或いは、既成概念に囚われまくった買い手が悪いのか…?

 

様々なケースがあるでしょう。

 

難しい問題ですね…

 

話は変わりますが、妻が契約をしないっていう決断に踏み切った理由は、冒頭に前述した通り『僕が幸せになれない家はいらない』という理由の他に…

 

前回のブログで書いたように『何回もプランを作っていくうちに何回も建てた気になって満足した』という…

 

エア建築(パクらせてもらいましたw)が理由なんですが…

 

これって凄く大事な事だと思うんです。『建てた気になれた』ってことは完成時のイメージを明確に頭の中で展開出来るようになったということ。

 

図面を見て、それくらい出来るようになれば住まい造りにとって、非常に有効だと言えるでしょう。

 

イメージの練習大事!

 

…失礼、前置きが長くなってしまいました…それでは本編をどうぞ。

 

住まい造りがときめく片付けの魔法…?

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老舗ビルダーに考えさせて下さいと伝え、事実上住まい作りを中止して平穏な(?)日々を過ごしていた。

 

それまでの何年間かは毎週打ち合せをしていたせいで、中年の住まい作り疲れの症状が出ていたので、僕にとっては良いリフレッシュであった。

 

そんな折、休日にそれまでの住まい作りに使っていた資料などを片付けてた。

 

住宅雑誌やら、インテリア雑誌にDIY雑誌に、北海道中の住宅メーカー、工務店から取り寄せた大量の資料。

 

これが、もうね…とんでもない量なんですよ…

 

さてさて…どうしたもんか…と少しだけ考えて、僕はほぼ全ての資料を捨てた。 

 

『おいおい?今まではなんだったんだ?』とか『全部お金がかかってるものなんだぞ?』と突っ込まれそうですが、いらないものはいらないんです。

 

確かに今後、一から住まい造りをやり直すにあたって『徒手空拳』では少々心もとないかも…? って言う気持ちはありましたが、僕なりに思うことがありまして…

 

当時、この頃になると住宅についての考え方っていうか、意識がだいぶ変わってきていて、一般的な情報を入れれば入れるほど、迷走するんじゃないかって考えるようになっていたんです。

 

一旦、全てをリセットします!

 

今だから言えますが、本当の意味で一から住まい作りをスタートする為には住宅業界の常識や既成概念を一旦すべて捨てなければ』対満足のいく住まいを手に入れることは出来ないんです。

 

ちょっと語気が強くなってしまいましたが、凄く大切なことなんです。

 

何を選択するにしても、全てを一旦リセットして誰かが 自分の利益のためだけに扇動した情報は無視して『自分自身の価値観』を持って判断することが、住まい造りの”肝”だと僕は考えます。

 

とまぁ、また話がそれてしまいましたが…そんなお片づけをしていると、ふと目についた一枚の資料。

 

これは…!懐かしいなぁ…!

 

僕が住まい作りを始めるきっかけとなった資料である。そう…初めて請求した住宅メーカーの資料だった。

 

マイホームを夢見て、なにもわからない時に直感的に『かっこいいな!!』って思って請求した、とある住宅メーカーの資料を震えながら手にした。

 

と同時にその時のワクワク感というか、高揚感がフラッシュバックした。

 

忘れてた…そうだ…この感じだ…!これだよ!この感覚だよ!

 

妻との暮らしをより豊かにする為に夢見たマイホーム計画の発端。

 

その住宅メーカーは地場の住宅メーカーで、シンプルで洗練されたキレイな空間が売りの地元では有名な会社であった。

 

そう…まるで海外の高級ホテルのような雰囲気で、もちろん見た目もカッコいいのだが、ゆったりと過ごせる空間を提案することに長けていた。

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※画像はイメージです。

 

一番最初に資料請求をしたときは、なにも分からなかったので『どうせお高いんでしょ?』と思い、よく検討もせずに直ぐに諦めていた。

 

だが、しかし!!

 

今ならわかる!(今の予算で)いけるぞ…これ…!建てれるぞ!

 

キターー!!!

 

と、一瞬テンションが上がるも、当時の僕は中年の住まい作り疲れの真っ最中…5分もすれば、元のやる気のないテンションへ…

 

やっぱ…面倒くさいな…(5分後)

 

そうなんです…

 

例えるなら、中学生が初恋でこっぴどくフラて恋愛に対して消極的になってしまうのと、よく似た状態に陥っていたんです…

 

全然例えになってねぇし、伝わんねぇよ

 

…。

 

…まぁとにかく、なんか億劫で体が動かない。テンションが上ってもすぐに下がってしまう。インスピレーションも一瞬で逃げてしまう。

 

でも、何となくは感覚があるにはある…

 

うーむ…この微かな感覚を大切にしたいなぁ…僕にとっての蜘蛛の糸かも知れないしな…

 

 

 

そういえば、たしか…友人のFがこの住宅メーカーで家を建てたって言っていたなぁ。

 

善は急げ!早速、友人Fに連絡を取り、家を見せてもらうことになった。

 

リハビリがてら、まずはここから始めるか…

 

つづく… 

 

ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!

 

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