出典 Atelier Casa | 北海道札幌の一級建築士事務所アトリエカーサ
どうも。
”ウォーキング・デッドロス”の真っ只中の僕です。(次のシーズンが待ち遠しい!)
って、そんな話はどうでも良いですよね〜w
で、今回は仲良くしてもらっているAtelier Casa主宰の建築家阿部さんと一緒に呑んだ時に、印象的なことを言っていたのでそれについて書きたいと思います。
えーと、間取りというか、プランニングする時って普通平面(図)で考えますよね。
土地の形状や間口、向きなど土地を上から見た様子を元にプランを作ると思うんです。
でも、今回お話を伺った阿部さんは違うアプローチでプランを作るらいしんですよ。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事は、ジョジョ第5部巡礼イタリア旅行記南イタリア最終章「遺跡ポンペイ犬の床絵編」を書いています。
平面図は最後!
阿部さん曰く、平面図は最後って言うんですよ。
プランするときは、まず土地に足を運んで立体で考えます。
ほほう…と、言いますと?
最初にヌケているところを探したり、採光性を考えます。その後、窓の位置、高さを設定していきます。
なるほどね。確かに建物はあくまで立体なわけだし、人間の生活もドラクエと違って平面上で展開されるものでもない。
であれば、まずは立体的に考えるところから始まるのは理にかなっている。
僕が住まい造りをお願いした変態デザイナーも、プランを作る前にまっさらな土地に脚立を持ち込んで2階からの外界の見え方などを綿密にチェックしていた。
また、2階のコーナー窓に至っては、窓から望める山の標高と目線の高さを計算して、窓の高さや大きさを設定していた。
顧客の要望を取り入れながら土地に対しての建物のイメージが出来たら、そこで初めて平面図に取り掛かります。
おぉ…平面図最後…!
平面と立体、両方大事です
もちろん平面図上でゾーニングしていくのも大切だけど、立体で考えるのも同じように大切。
僕はこの話を聞いて、どっちも必須なんだと感じました。
僕は過去にプランしていた時、全く立体での見え方なんて意識しないでプランしてました。
なんとなく天井の高さぐらいは考えてましたが、土地に行ってヌケている場所を見つけたりするなんて発想は微塵もなかったですねw
こんな話を知ってしまうと、増々現場に一度も足を運ばない設計さんが作るプランに不信感を持ってしまう…
効率というか、スピード重視でコストダウンするのが目的で、手順を簡素化させて住まいを造るのであれば、いちいち現場になんて行ってられないし、住まい手もそれを望んでいるならそれはそれで良いでしょう。
でも僕はそれではちょっと満足できないな。出来れば、その土地の持つポテンシャルを最大限引き出して欲しい。
その一手間を惜しまなければ、条件の良い土地ならもっと良くなるだろうし、条件の悪い土地でも、何らかの打開策が見つけられるかもしれない。
阿部さんはこんな話もしていました。
実は以前手がけた物件で、狭小で非常に条件の悪い土地があったんです。
狭小…
とても採光性が悪く、かなりきつい土地だったのですが、一箇所だけ 僅かにヌケているところを現場で見つけたんです。
ヌケ発見!
その僅かなヌケを活かして、窓を設置し悪条件を解消しました。
おぉ!よくやったぞ!阿部くん!
全ての土地に必ずそのようなものがあるとは限らないけど、探してみる価値ありだと思いませんか。
立体的に考えれば、見えてくるものも変わってくると思うんです。
実際僕は平面でしか考えてなかったから、今では僕の家のメインになっているロケーションを見落としていました。
もし住まいをゼロからプランするのであれば、立体的な観点で土地の調査をしっかりとやることも強くお勧めしたいですね。
ってか、これは住まい手がやることでもないか…造り手がやることですよね。
ということで今回はここまで!
あと、お話を聞かせてくれたAtelier Casaの阿部さんが手がけた「Black & White BOX」がドイツを拠点した海外オンラインマガジン「homify」に掲載されました。
どうぞこちらも合わせて御覧ください。
それでは本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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