どうも僕です。
2500万の予算に対して2800万の見積もりを出されて困惑する僕…
これだけ造作物をマシマシにすれば、冷静に考えて簡単に300万くらいオーバーしてしまうのは当たり前なんですけどね。
でもさぁ、元々『2500万』でやってくれって言ってるのに当然のごとく『2800万』の見積もりを持ってくるってどうなの?
見積もりを作ってる経過報告の段階で、ひとこと言ってくれたら良かったのに。
とは言うものの、要望を出したのは僕たちの方だし、今後『何を残して』『何をやめるか?』を精査していけば良い。
と、ネガティブな感情を打ち消すように、ポジティブな考えを無理やり展開させながら打ち合わせは続く…
ちょっと現状を整理します
余談になるが…この時、僕達的には(相手がどう思っているのかはわからないが)老舗ビルダーには契約したいとの意思表示をしていた。
つまり、一応『契約が前提』の打ち合わせということで話は進んでいたのだ。
ちなみにこの老舗ビルダーは『契約時まで1円も頂かない』というのを売りにしていたので、手付け等の料金は発生していなかった。
この制度のお陰で僕たちは2社同時に『お金の心配』と『決断を迫られる心配』をすること無く、話を進めることができたのだ。
(第二の矢として用意した工務店も基本的に契約までお金は掛からなかった)
そして更に、この『契約まで1円も払わない制度』がのちに大きな救いになったのは、また違う機会に書きたいと思う。
そのコストダウンの方法…ちょっといい加減じゃない?
さてさて…この膨張しきった見積もりをどのようにスリム化していったら良いものか?
まずは相手の出方を窺ってみようかしら…?
造作物や仕様を落とさないでコストを下げる方法って、どんなことが考えられます?
建物を小さくすれば、その分コストは下がります
お? これはどこかで聞いた話だ。
そう…超大手ハウスメーカーに勤めるTくんに色々と教えてもらった時に、彼が同じことを言っていたぞ。
設計さんはおもむろに図面にペンを入れ、上からみたら正方形の家の1階部分(予備室)の一部を削り始めた。
ペンを入れ終わった図面を確認すると、2階のリビングの下の部分を小さくしていて、横から見るとリビング部分が突き出た形になっている。
これで2坪分のコストが削れます(ドヤァ)
な…なるほど(わかってない)
というようなやり取りを当時していたのだが、今考えれば『こんなコストの削り方はあり得ない』と言えるだろう。
冷静に見れば誰にでもわかる”いびつ”な設計なのである。
建物を小さくする方法論としては『最高に最低な』床面積をただ小さくするというこの方法。
やっつけ仕事の極み!!!
素人がプロの仕事をここまで酷評して良いものか? という背徳感が凄まじいが、とてもじゃないが設計と言える代物ではない。
では何故、設計さんはこのやり方を僕達に提案してきたのか?
廊下をなくして全体的にコンパクトにするとか、レイアウトを変えてコンパクトに収めるとか方法は無数にあるのに…
……
……
……
たぶん僕のことをムカついてたんでしょうね。
繰り返し悪態をつき続ける僕に『嫌気』がさしていたんでしょうね。きっと。
悲しいことに、このような設計さんとの関係性により、そして様々な行き違いや相性の悪さによって、僕達の『夢のマイホーム』は『嫌な客のどうでもいい家』に成り下がってしまったのです。
しかし、当時の僕はそんな『クソ設計』の『クソ提案』をされていることなど、わかるはずもなく…
(予算内で収まるなら)これでお願いします!
とまぁ、こんな感じ…何にも考えてないアホ丸出しですね。
とにかく、やりたい事と予算を合わせることが最優先と考え、いびつであろうがなんだろうがおかまいなしで『予算内で建てばいいんだよ!建てば!』と、その家でどのように住まうかなんて完全に『どこ吹く風』な始末。
妻も住むことよりも、自分の欲しいもの(物欲)を満たすことで頭がいっぱいになり、感覚が麻痺して思考停止状態。
こんなメチャクチャな打ち合わせをして、絶対に上手くいくはずがないのに僕たちは盲目的に話を進めた。
嗚呼…何たる悲劇…
そんな感じであれこれコストダウンの方法を検討し、この日の打ち合わせは終了。
次回の打ち合わせの約束をして、僕たちは老舗ビルダーを後にした。
悪いことは続くのだよ…
そして、その数日後に第二の矢として用意した工務店の営業さんから電話が来て、ローンの審査が”否決”されたとの連絡を受ける。
やっぱりね…そうだよね…だから言っただろう…与沢くんよ…
まぁこれは想定内であったが老舗ビルダーとの打合せも含め、様々なことが重なり、着々と『住まい作り自体』が嫌になっていくトリガーとなりて、僕をどん底へと誘うのであった。
つづく
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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