どうも僕です。
リクシルショールームでの打ち合せ中に『新たな費用(エコポイント申請費用)』が発生するという事件が起き、妻が吠えた(キレた)。
普段はそれほど感情を露わにすることがない妻が、何故この件に関してキレまくったのかは未だにわからない。
しかし、これだけは確実だ。間違いなく場の雰囲気が悪くなった。
設計さんは”流れ弾”を喰らわないように完全に気配を消し…
…。(絶)
営業さんは狼狽え、額に小さな汗の粒をたくさん浮かべ…
くっ…!!(汗)
妻は『1ミリ足りとも譲らない!!』と言わんばかりに、鉄壁の心の壁を築いて断固として支払いを拒否している…
絶対に払いません!!!
僕はと言えば、状況に対応できずに慌てるだけ…我ながら情けない…
あわあわ…(汗)
さてさて…この始末…一体どのように収拾をつけていけば良いものか…?
それでは本編をどうぞ…
営業さん粘る…!
別件で電話が入り、一旦席を外していた営業さんが戻ってきた。戻って来るなり、席につきながらこう言いました。
すみません…で、お願い出来ますでしょうか?
……。(威圧)
来ましたよ。これ。僕もよくやられるヤツです。
『無言の圧力』ってヤツですよ…
これを繰り出されると、もうどうにもなりません。
何かを喋っても、喋っている方が『まるで何かの言い訳』をしているような雰囲気になるし、黙ったら黙ったで『にらみ合い』が展開され、話し合いが先に進まない。
つまり、極めて”厄介な戦術”なのである。
ググッ……!!(眉をしかめながら)
……。(早く帰りたい!)
……。(早く帰りたい!)
どうすんだよ。この空気。
この閉塞した空気感を打破すべく…というか、我慢できずに営業さんが渋々ではあるが、切り出した。
…一旦持ち帰って、検討いたします(クソッ!!)
そうしてください(威圧)
瞬き一つせずに営業さんを見据えてそう言い放ち、終始圧力をかける妻。(やりすぎだろ…)
そんな妻の冷ややかであり、激熱な”鉄の対応”にムカついたのか、一矢報いようと営業さんがカバンに書類や手帳をしまいながら、これ見よがしに丸っと妻に聞こえるよう独り言を漏らした。
これぇ、本当に国に納めるだけなんだけどなぁ(チラッ)
……。(真顔)
が、しかし妻は全く動じない。不動心を見事に体現する妻に僕は恐怖すら覚えた。(gkbr)
…。(僕のこの先の人生もこんな風にコントロールされていくのかな…)
この日は営業さんが僕達との打ち合せの後に別件の用事があった為、対決はこれにて終了。
この件は次週の打ち合せへと持ち越された。
そしてリクシル事件から、1週間後。
リクシル事件から1週間経った。契約はする方向で僕達の間でも『ほぼ固まりつつあった』のだが、依然として僕は釈然としない気持ちで毎日モヤモヤしていた。
そして、今回は老舗ビルダーの本社での打ち合せでだった。
前回の事件での気まずさが拭えないままの打合せは、非常に気の重いものであったが、まずは『例の件』をハッキリさせなければならない。
僕は恐る恐る、営業さんに問いかけた。
あの…例の件(エコポイント手数料)どうなりました…?
営業さんは僕と全く目を合わさずに、悔しさを押し殺したような声で答えた。
当社で負担します(ギリッ)
営業さんの奥歯が軋む音が聞こえた(ような気がした)
…。(当たり前です)
妻は「当然」と言わんばかりの表情で、僕達のやり取りを静観していた。(何たるクソ強メンタル…!)
そして、この日の打ち合せは最終的な見積書(見積金額)の提示と契約日を確定させる打ち合せであった。
いよいよである…
しかし、完全に信頼関係は崩れている…
冷静に考えて、こんな状態で契約するなんて『狂気の沙汰』以外のなにものでもないのに、一体僕は何をしているんだ?
住まい作りを始めてから、失敗ばかりして…ふと我に返ったときに、いつも頭をよぎるのはこの言葉…
「どうしてこうなった?」
この言葉が"事ある度"に出てきやがる…僕なりに考えて、僕なりに一所懸命に色々やってきたのになんで?
後悔しか見当たらねぇ…!!
ちくしょう…なんなんだよ…!!全部僕が悪いのか?!
そんな思いとは裏腹に打ち合せは進む。
では、手数料は当社が負担します。で、前回打ち合せしたトイレなどの仕様を含めた見積りがこちらです
予定通り、予算2800万ピッタリの見積りである。
住まい造りも大詰め。さっさと契約させるために、営業さんが僕達の予算に合わせた見積もりを出してくるのは想定内だった。
わかりました。これでお願いします。いいよね?
僕は半ば自暴自棄な気持ちで妻に問いかけた。
良いです
では、ご契約日はこの日でお願いします
いいね?
…。
妻が無言でうなずく。
その日でお願いします
ついに契約日が決まってしまった…嬉しい気持ちなど、どこにもなかった。すべての力が抜けていくような感覚しかない。
では、ご契約の前に土地を提供する奥様のお父様に書いて頂く書類がございますので、次回の打ち合せは奥様のご実家でお願いします
通常、この老舗ビルダーでは本社とショールーム以外で打ち合せは行わないのだが、『義父の強い要望』から、妻の実家で行うこととなった。
そして、この日に義父による『最終値引き交渉』をしようという思惑があったのだ。
今の金額で契約すると見せかけて、最後の最後で『値引きをしないとハンコを押さないぞ!』という恫喝とも取れる、極めて悪質な方法で値引きを認めさせようという卑劣なやり口である。
あくまで、この値引きは義父の独断であり、僕たちは”何も知らない善意の第三者”という体で、この作戦を行うのだ。(自分の手を汚さずに、なんとかしようなんて最悪ですね)
わかりました。宜しくお願いします
(ボーナス査定に貢献してくれて)ありがとうございます
負けた…
自分自身に負けた…
色んなものに負けた…
しかし…これも妻の為と思い、歯を食い縛れ…!世の旦那様は皆そうしてるんだ…!辛いのは僕だけではないんだ…!
そう言い聞かせ、なんとか正気を保つ僕…
つづく
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます。それではまた次回お会いしましょう!
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