どうも僕です。
『競合している業者がいる』とちょっと言っただけで、老舗ビルダーがあっさり値引きに応じて、嬉しいやら…ムカつくやら複雑な僕。
値引きが出来るなら最初からすればいいのに、何故駆け引きじみたことするんだ?
これって値引き交渉をしなかったら、同じものを高く買わされていたってことだよな。
酷い話だぜ!
向こうも商売だから『1円でも高く売りたい!』『少しでも利益を大きくしたい!』って気持ちはもちろんわかりますよ?
でもさぁ、値引きありきの見積書ってなんなんだろう。
同じものでも、売る人や買う人によって値段が変わる。まぁその都度、市場原理が働くと言ってしまえばそれまでかも知れないけど、なんか納得いかないなぁ。
もし、値引きというものが常習的に行われているのであれば、そんな茶番やめてしまえば時間の節約にもなるし、お互い気持ちのいい取引が出来るはずなのに…
うーむ…こんなことを僕が愚痴ったところで、住宅業界の慣例が変わるわけでもないんだけども…
やっぱ気に入らねぇ!
ということで前置きが長くなってしまいましたが、”件の値引きの件も含めて”打合せをするために僕と妻は老舗ビルダーへと向かった。
陰鬱な交換条件
いつものように打合せルームで待っていると、仏頂面した営業さんが打ち合わせ時に携帯している手帳とは別に『一枚の書類』を持って現れた。
お世話になります…
宜しくお願いします
微妙な表情だ。小心者の僕は日常的に誰かの顔色をうかがいながら、コソコソと生きている。
故にちょっとした表情の変化に気が付きやすいきらいがある。
そんな僕の防衛本能が『営業さんの表情の変化』に気がついた。明らかに何かを仕掛けてきそうな表情だった。
僕は恐る恐る話を切り出した。
あの…電話でお話した件なのですが…
はい。上司にも了承を取ってあり、大丈夫です
営業さんは瞬きもせずに、淡々とした口調でそう言った。
ありがとうございます。で、どれくらい可能ですか?
特別に現在のお見積もりから100万ほどお値引きが可能です。条件付きで
『条件付き』だと?
なんだよ。条件って? ってか、こいつ何気に交渉の主導権を握ろうとしているな? 全く持って気に入らんね!
僕は間髪入れずに聞き返した。
と、申しますと?
仮契約とでも申しましょうか、その…一筆頂けませんか?
ほほう…そうきたか。やっぱり仕掛けてきたな(仕掛けてない)
『目には目を、歯には歯を!』を精神は如何ともしがたい。
やはり一筋縄ではいかない値引き交渉。交換条件を出して来やがった。
営業さんは更にこう続けた。
上司から、確約が欲しいということを言われまして…そういうことであれば、我々も頑張れます
!!
この老舗ビルダーでは契約まで手付金などのお金は一切取っていない。なのでそのかわりに仮契約の書類にサインをしろということである。
おいおい…
仮契約なんてするわけねぇじゃん。
だってさ、ちょっと相見積もり出したら100万もの金額が下がるんですよ?
そんなガバガバの見積書を受け入れるわけねーじゃん!
ってか、もっと値引き出来るんでしょ? この状況でハンマープライスするなんてアホのやることだぜ!(アホはお前だろ)
その仮契約書は他のお客さんもみんな、値引きの際には書いているものなのですか?
…全員が全員書いているわけではないですが、お願いします
どうしても書かなくてはいけませんか?
そして、僕はここで決め台詞を浴びせかける…。
僕のこと信用してないんですか?
やった…
やったぞ!!(震え声)
言ってやったぞ!!(泣き)
やられらたらやり返す!(号泣!!)
倍返しだ!!
みなさん…
当時の僕って…
本当に…
最高に…
最低ですね。
……。
打ち合わせは後半戦へ…
つづく
ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!
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