僕の失敗。マイホーム編。

普通の家造りで満足出来なかった僕。失敗から学び、自分にとって最高の住まいを手に入れた僕とそれを造った変態達の話。僕の失敗。ライフスタイル編も合わせて読んで頂けたら幸いです。

It's better to
burn out than
fade away


これから住まい造りをする人に捧ぐ…

【新装版】第55話 未熟者の末路。

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f:id:burning0069:20170623095650j:plainどうも僕です。

 

住まい造りも大詰めというところで、閉じ込めていたはずの多くの異なった感情が複雑に絡み合って、押さえきれなくなった。気がつけば体の外に溢れ出てしまっていた…

 

なんてこった…

 

営業さんは『溢れ出た僕の混沌とした言葉』に売り言葉に買い言葉で”それ”に呼応するようにブチ切れる…

 

!!!!

 

営業さんも今まで相当に『僕らの非礼』を我慢していたのだろう…ここぞとばかりに感情を露わにしていた。

 

おそらく義父をけしかけたこともバレバレで、営業さんの中では『客として扱うべき人間の一線』を僕達が大きく越えたための結果だろう。

 

場は凍りつき、突然のことに状況を把握できない妻と義父に、完全に気配を消す設計さんと義母…

 

つまり、簡単に説明すると…『最悪の状況』である。

 

僕の背筋も凍りつく

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僕の今の状況を振り返ってみると、こうなるのも必然かもしれない。いや…『かもしれない』ではなく、完全完璧に必然だ。

 

僕は自分自身だけじゃなく、妻とも、住まい作りとも、老舗ビルダーの営業さんとも、設計さんとも、ちゃんと向き合ってこなかった…

 

『誰かの為』とか『こういう状況だから仕方ないとか』住まい造りの本質には一切触れずに表面的なことしか考えないで、出来ない理由や言い訳ばかりを言っていた。

 

これは自分で何も考えてない『思考停止』に等しいのだ。

 

見てるようで、見ていない… 聞いてるようで、聞いていない…選んでいるようで、選んでない…考えているようで、まったく考えていなかったじゃないか…!!

 

場面場面で楽な方へと、そのまま流されただけッ…!! 

f:id:burning0069:20170623102743j:plainそれで結局最後は我慢出来なくなって、一番大事な局面でご乱心とは…

 

目も当てられぬ大失態ッ…!!

 

 

 

 

ってか、この状況どうしよう…

 

切られた火蓋は簡単には戻らない

f:id:burning0069:20170623103809j:plain営業さんは完全に臨戦体制で僕を睨みつけている。ヤツは徹底的にやるつもりなのか…?

 

妻は泣きそうな顔をしている…義父は静観しつつも、仲裁に入るタイミングを見計らっているようだ。

 

僕はことの重大さにようやく気が付き、先程とは逆に体が冷たいものに支配される感覚に襲われていた…

 

ちょっと落ち着いて?

 

…。

 

もうすでに落ち着いてるわ!

 

ってか、自分のしでかした事の重大さに血の気が引いているわ!変な汗がたくさん出てるわ!

 

うーむ…どうしたものか…?

 

もしこの状況のまま、この話がポシャった場合…最悪『せっかく通ったローン』も潰されかねない…(そっちかよ!)

 

なんとしても、それだけは避けたい。(泣きそうな顔をしてる嫁の心配をしろよ)

 

どうする?謝ってみるか?(謝れ)

 

いや、違うな…(謝れって)

 

謝ったら、こいつ調子にノってくるな…(いや謝れよ!!バカ!!)

 

ここは妻をダシにして話してみるか…(ゲス)

 

呼吸を整え僕が切り出した。

 

僕はこの家に価値を見いだせません。これは変わりません。ただ、妻の為に契約はする方向で話を進めていきた…

 

と言いかけたとき、遮るように営業さんが…

 

いや。いりません(キッパリ)

 

いや、だから…

 

やめましょ。

 

話を…

 

もう、大丈夫です。

 

ちょっ…

 

もう(帰って)いいですか?

 

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

ヤバいじゃん!!ガチじゃん!!絶体絶命じゃん!!

 

数々の非礼を重ね、最終的にあれだけのことを言い放ったのだ。極めて当然の結果である。

 

そして、仲裁に入るタイミングを窺って静観している義父に対しても、時々視線を向けて『無言の圧力&敵意』を与え、カットインさせないようにしている。

 

後で分かったのだが、結構むちゃくちゃな値引き交渉を営業さんにしていたようだ。敵意を向けるのも当然である。

 

こうなってしまっては誰も頼りに出来ない…自分で始末をつけるしかない。再度タイミングを見て僕が切り出す。

 

営業さんね、さっきは僕の気持ちを思わず口走っちゃっとけど、契約はビジネスなんだから別なんじゃないですか?

 

散々感情的になって吠えていたのに『いけしゃあしゃあ』と、更に続ける見事なクズッぷりをしばしご覧ください。

 

営業さんも会社の代表として、ビジネスでここに来てる訳だし、ここはお互いビジネスライクにいきませんか?

 

客の気持ちなんて関係ない。こっちは金を出して購入する。そっちは黙って売れ。という ドライな関係になりましょうという提案だ。

 

わかりません。契約したいように聞こえません

 

この野郎…こっちが下手に出てりゃイイ気になりやがって…!こうなったら、もう意地だ!

 

だから、契約はしますって

 

そういうふうに聞こえません

 

こっちは契約したいって言ってるんですよ? 買いたいって言ってるんですよ? 会社的に大丈夫なんですか?

 

これが私の営業スタイルなんで(会社的に)問題ありません

 

!!! 

 

あぁぁぁ!もう!お前の営業スタイルなんて知るかよ!ってか、いつまでこんなやり取り続けるんだ…!

 

その後、結局話は堂々巡りを繰り返し、この日はこれ以上の話は出来なかった。

 

そして、この夜、僕は自分自身に腹が立って眠れなかったのを今でもよくに覚えている。

 

自分の未熟さゆえの最悪の結果である。

 

この先、僕の夢のマイホームは一体どうなるんだろう…

 

つづく

 

ということで、本日も最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!

 

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