どうも僕です。
いつも読んで頂きましてありがとうございます!
今回は傷や汚れも良いもんだぜ?ってことについて少し書きたいと思います。
初めての方は過去のブログからお楽しみ下さい。住まい作りでの体験談を物語り形式で綴っております⇩⇩⇩
あっ、あと、もう一つブログをやっています。よろしければ是非。最新記事はある夫婦に出会って、怖い思いをした事件の第9話を書いています。
傷つきにくく、汚れにくい、メンテナンスフリーなモノも良いですが…
僕の家では、床には荒々しいあまり綺麗に加工されてない無垢材を使ったり、キッチンを木で造ったりと、傷がつきやすく、汚れや水ジミがつきやすい、極めてメンドクサイものを採用しています。
床なんて、そのうちオイル塗りとかメンテナンスをしなきゃならないし、冬になったら湿度の関係で痩せてきたりして隙間は空くし、水や汁物をこぼしたら即シミになったり、汚れになったり超面倒です。
キッチンも同様に、固いものをぶつけたらヘコんだりと、木ならではの弱点もたくさんあります。
正直、合板フローリングや既製のシステムキッチンで傷がつきにくく、掃除がしやすくメンテナンスの必要もない、安価なものがたくさんある中で、わざわざ高価な無垢床や木製造作キッチンを採用するメリットは実用面を考慮した時、疑問視せざるをえません。
でもね、そんな面倒なものだからこそ見いだせる価値もあるんです!
傷や汚れは歴史なんです。思い出なんです。ついたって良いじゃないですか!いつかその傷や汚れを愛でながら「これ…あの時のヤツだねー」なんて語り合うのも一興じゃないですかw
メンテナンスしながら、こんなにも汚れたり傷つきながら僕たちの生活を支えてくれてありがとうって思うのも楽しいんもんですよ!
まぁ、確かに便利なものはどんどん使えばいい。その考えは僕にもあります。ただ、僕はそれでは面白みに欠けるって思っちゃうんですよw
一見無駄に見えるこの行為…無駄に高いお金を支払って面倒くさいことを買うこの行為
…
人はこの行為の事を…
”遊び”と呼びます。(ちょっと違う?w)
「住まいに遊びなんかいらない。求めるものは実用性だろ。」それも良いと思います。でもやっぱ僕は住まい造りは一生に一回だし、遊びたいな。楽しみたいな。思うようにやりたいな。
モノの背景知識って大事
ネットで見つけたこの記事が凄く面白くてね…
この記事でインタビューを受けている建築家さんなんですけどね、家の設計をする時、家具のプランニングも同時に行いますって主旨の題材がメインの記事なんですけどね。
記事の中で色々語ってくださっているんですが、僕が凄く共感したのがこの言葉なんですよ。
モノの背景を知って使うのと、知らないで使うのとでは、まったく違う。特別なものになるんです。
この言葉が凄く好きですね。造られたプロセスや傷や汚れで刻まれた歴史によって、モノは自分だけの特別な価値のあるモノになっていくんだと、僕も思います。
そして、それは自分でつけた傷や汚れだけでなく、アンティークなモノやヴィンテージなモノにも言える事だとも思います。
どこかの誰かの歴史に触れる事って、色々妄想して感性が刺激されますw
アンティークなモノや、ヴィンテージなモノ、職人の手造りのモノを楽しんでいる時、本質的にはそのモノの背景やプロセスを楽しんでいるんです。
僕は何事も物語っていうか、ドラマがあるから心を打つのだと考えます。愛着が湧くのだとのだと考えます。
そして、それこそが”味”なのではないかと考えます。
皆さん…
四角四面、便利なもの楽なもので構成するのも、それはそれで一つの価値観ですし、良いですが、勇気を持ってそれを捨てるのも楽しいですよ。
ちょっと面倒なものと付き合ったり、傷や汚れをも楽しんでしまう住まい造りも、一つの可能性としてアリですよ。
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!次回またお会いしましょう!
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